童心少女と大人世界
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歌詞(問題文)
(そのまちはいいつづけたふこうをさよなら)
ρ「その街は言い続けた『不幸ヲ サヨナラ』」
(それがただしいかどうかじしんすらわかっていなかったけれど)
λ「それが正しいかどうか自身すらわかっていなかったけれど」
(ゆめをもちかなえることをすいしょうされたこどものころは)
目標(ゆめ)を持ち適えることを推奨されたコドモの頃は
(おとなになればきらりかがやくみらいがくるとしんじてたけど)
オトナになればキラリ輝く未来がくると信じてたけど
(げんじつはたえがたいほどのりふじんをおしつけられて)
現実は耐え難いほどの理不尽を押し付けられて
(いつしかそれがおとななのだとじゅもんのようにじぶんにいいきかせる)
いつしかそれがオトナなのだと呪文のように自分に言い聞かせる
(たしかにできることもすこしずつふえたし)
確かにできることも少しずつ増えたし
(ほしいものもだいたいてにはいるようになった)
欲しいモノも大体手に入るようになった
(でもわたしがほんとうにのぞんだもののかたちはこんなものだったっけ)
でもワタシが本当に望んだモノのカタチはこんなものだったっけ
(ああだいきらいせいちょうするたびたのしいことどんどんへってく)
ああ大嫌い成長するたび楽しいことどんどん減ってく
(このせかいはおわることのないばつげーむのよう)
このセカイは終わることの無い罰ゲームのよう
(ああくだらないあれもこれもだめとしばりつけて)
ああくだらないあれもこれもダメと縛りつけて
(ねがてぃぶなほうへときんとうにするあしのひっぱりあい)
ネガティブな方へと均等にする足の引っ張り合い
(すりきれたこころにささやくのすたるじぃ)
摺り切れた心にささやくノスタルジィ
(せめてゆめのなかだけでもずっとこどもでいられたらいいのにね)
せめて夢の中だけでもずっと子供でいられたらいいのにね
(まちはしょうじょたちからふこうなきおくをとりさりました)
λ「街は 少女たちから 不幸な記憶を取り去りました」
(ぜつぼうとかなしみがかのじょじしんをこわしてしまわぬように)
ρ「絶望と哀しみが 彼女自身を壊してしまわぬように」
(こうしてかのじょはおとなのせかいをわすれ)
λ「こうして彼女は オトナの世界を忘れ」
(たましいはまちのひかりにみちびかれるまま)
ρ「精神(たましい)は 街の光に導かれるまま」
(ちにうがたれたふかいあなをとおりぬけたさき)
λ「『現実(ち)』に穿たれた 深い"アナ"を通り抜けた先」
(こどもだけのせかいにてあらたなうつわをてにいれました)
ρ「子供だけの『共有夢(セカイ)』にて新たな器を手に入れました」
(めさますそこにわなにもなくて)
め さます そこにわ なにもなくて
(わたしたちとりあえずかけっこした)
わたしたち とりあえず かけっこ した
(しばらくしてかけっこもおにごっこもあきてきたので)
しばらく して かけっこも おにごっこも あきて きた ので
(おほしさまにとりあえずおねがいごとをしたよ)
お☆ さま に とりあえず おねがいごと を した よ
(あたらしいあそびをわたしたちにください)
「あたらしいあそびを わたしたちにください」
(よくじつからおそらにぽっかりおうきなあながあきました)
よくじつ から おそらに ぽっかり おうきな "アナ" が あきました
(そこからふるがらくたにわたしたちわむちゅーになりました)
そこから ふる "ガラクタ" に わたしたちわ むちゅー になりました
(がらくたたちゆーこーかつよーひみつきちをつくります)
"ガラクタ" たち ゆーこーかつよー ヒミツキチを 作ります
(わたしたちのたからものみんなえがおになりますように)
わたしたちの たからもの みんな えがおになりますように
(もっともっとみんなとたのしくすごせるばしょがほしいと)
もっともっと みんなと 楽しくすごせる 場所が ほしいと
(たくさんのざいりょうでひみつきちをひろげていきました)
たくさん の ざいりょう で ヒミツキチ を ひろげていきました
(いつのまにかひみつきちはちょっとしたまちになっていました)
いつの間にか ヒミツキチは ちょっとした まちになっていました
(わたしたちはよろこびたたえあいらくえんとしとなづけました)
ワタシたちは よろこび たたえあい "らくえん とし" と 名づけました
(としはみるみるはってんとかくだいをくりかえし)
λ「都市はみるみる発展と拡大を繰り返し」
(それにつれて)
ρ&λ「それにつれて」
(あなからふるがらくたはしげきてきなものになっていきました)
ρ「"アナ"から降るガラクタは刺激的なモノになって行きました」
(おさえられないこうきしんてにおえないものであそびました)
抑えられない好奇心手に負えないモノで遊びました
(ぴすとるでんしゃほうだいろけっとちょっときけんなかおり)
ピストル 電車 砲台 ロケット ちょっと危険な香り
(うっかりさんなふちゅういでだれかがすこししにました)
うっかりさんな不注意で誰かが少し死にました
(わたしたちはひどくかなしみそしておののきました)
ワタシたちはひどく悲しみそしておののきました
(しっぱいはわたしたちにきょうくんをのこしました)
"死(しっぱい)" はワタシたちに教訓を残しました
(がらくたたちにまじっていたほんでちえをつけました)
"ガラクタ"たちに混じっていた "本" で "知恵"をつけました
(かれらのぎせいむだにしないためにわたしたちはがんばります)
彼らの "死(ぎせい)"無駄にしないためにワタシたちはがんばります
(このままではいけないとやってはだめなこときめました)
このままではいけないとやってはダメなこと決めました
(やくそくをやぶったひとにはこわーいばつをあたえます)
約束をやぶったヒトにはこわ~い罰を与えます
(ちょっとぎすぎすしてきたのであそぶひとをかぎりやくわりをあたえ)
ちょっとギスギスしてきたので遊ぶヒトを限り役割を与え
(じかんもばしょもやくわりにおうじてせいげんですなかまわれなんてもってのほか)
時間も場所も役割に応じて制限です仲間割れなんてもってのほか
(がちりとしたちつじょができあがりました)
ガチリとした秩序ができあがりました
(たしかにこのまちはとてもへいわになったけど)
確かにこの街はとても平和(?)になったけど
(あそんでいたはずのわたしたちはちっともたのしくなくなりました)
遊んでいたはずのワタシたちはちっとも楽しくなくなりました
(ここのところなにをやってもつまらないよ)
ここのところ何をやってもつまらないよ
(こんなかんかくむかしどこかでけいけんしたような)
こんな感覚昔どこかで経験したような……
(あなをよくよくのぞいてみるともといたせかいとつながっていた)
"アナ"をよくよく覗いてみると "元"居たセカイと繋がっていた
(そこでわたしはすべておもいだす)
そこでワタシはすべて "思い出す"
(それはいまのこのばしょととてもよくにてつまらなそうで)
それは "今"の この楽園都市(ばしょ)ととてもよく似てつまらなそうで
(おとなたちはのぞんでつまらないせかいきずいたわけじゃなかったんだ)
オトナたちは望んでつまらないセカイ築いたわけじゃなかったんだ
(ああおもいだすせいちょうするたびたのしいことどんどんへってく)
ああ思い出す成長するたび楽しいことどんどん減ってく
(このせかいはおわることのないばつげーむのよう)
このセカイは 終わることの無い罰ゲームのよう
(ああこいしいよたとえそれがゆめまぼろしだったとしても)
ああ恋しいよたとえそれが夢幻(ゆめまぼろし)だったとしても
(いまさらあきらめきれないがらくたのらくえん)
今更諦めきれないガラクタの楽園
(ああむきりょくなおとなたちとわたしはちがう)
ああ無気力なオトナたちとワタシは違う
(こんどこそはみんながしあわせになれるせかいをつくるんだ)
今度こそはみんなが幸せになれる世界を創るんだ
(うつろなこえぽつりつぶやいたかのじょは)
ρ&λ「虚ろな声ポツリつぶやいた彼女は
(らくえんとしをめざしてふかいふかいあなにとびこみました)
楽園都市を目指して深い深い穴に飛びこみました<<↓Manhole↓>>」