シャノワールの冒険書

(さよならはいわないよ)

さよならは言わないよ……

(てじょうとあしかせせかいがつくうそとしり)

手錠と足枷　世界がつく嘘と知り

(さむくてたいくつなすみかからにげだした)

寒くて退屈な棲処から　逃げ出した

(おひさまぽかぽかぜっこうすぽっとめざして)

おひさまポカポカ　絶好スポット目指して

(ないてるきみのかおふりかえらずとびだした)

泣いてるキミの顔　振り返らず飛び出した

(りょこうかばんなんていらないよ)

旅行鞄なんていらないよ

(りんごとぱんひとかけふくろつめこみ)

林檎とパン一欠け袋詰め込み

(そうよあけのそらにながれぼしみた)

そう！　夜明けの空に　流れ星見た

(さめたせかいからふわりきえたいとねがった)

冷めた世界から　ふわり消えたいと願った

(だいじにしてたものをぽいとそらなげすてた)

大事にしてた物をぽいと空投げ捨てた

(ちくりかなしみさえもすぱいすにかえる)

チクリ悲しみさえも　スパイスに変える

(たのしいがみつかるほうこうにさよならもつげずはしる)

「楽しい」が見つかる方向に　さよならも告げず走る

(どこへでもいけるんだじゆうをもとめて)

どこへでも行けるんだ　自由を求めて

(たいだとまんねりせかいがもとめるとしり)

怠惰と倦怠(マンネリ)　世界が求めると知り

(すすまないとけいのはりにぼくはいらだった)

進まない時計の針に　ボクは苛立った

(しあわせほんとうにめべりしてゆくわくわくかん)

幸せ？本当に？　目減りしてゆくワクワク感

(じぶんにうそつきなきみのもとをとびだした)

自分に嘘つきなキミの元を飛び出した

(たんじゅんなせかいはいらないよ)

単純な世界はいらないよ

(なぞときするじかんはたくさんあるんだ)

謎解きする時間はたくさんあるんだ

(だからおわらぬよあけそんなむじゅんに)

だから！「終わらぬ夜明け」そんな矛盾に

(みせられてぼくはとわにたびするとちかった)

魅せられてボクは　永久に旅すると誓った

(おおきくあいたむねのあながしがらみほどく)

大きく空いた胸の穴がしがらみ解く

(さったかなしみからはきぼうがめばえる)

去った悲しみからは　希望が芽生える

(たのしいがみつかるほうこうにあまのじゃくはひかれてった)

「楽しい」が見つかる方向に　天邪鬼は惹かれてった

(ぱっけーじされたせかいあしですなかけて)

パッケージされた世界　足で砂かけて

(ほしはめぐりつきはみちかけ)

星は廻(めぐ)り　月は満ち欠け

(ときのけいかがきみをかえた)

時の経過が　キミを変えた

(かなしかったあるひめざめて)

悲しかった　ある日目覚めて

(きみがきみでなくなっていたから)

キミがキミでなくなっていたから

(くろとしろあいまいにまじりあったしなりお)

黒と白曖昧に混じり合ったシナリオ

(とらぶるつづきそれもうんめいだとおもえた)

不運(トラブル)続き　それも運命だと思えた

(だいじにしてたものをぽいとそらなげすてた)

大事にしてた物をぽいと空投げ捨てた

(ちくりかなしみさえもすぱいすにかえる)

チクリ悲しみさえも　スパイスに変える

(たのしいがみつかるほうこうにさよならもつげずはしる)

「楽しい」が見つかる方向に　さよならも告げず走る

(どこへでもいけるんだじゆうをもとめて)

どこへでも行けるんだ　自由を求めて

(わかれにふたをしたつじゆうをもとめて)

別れに蓋をし発つ　自由を求めて