あの秋とスクールデイズ/おいしくるメロンパン

(ほそくのびてやがてはぐんぞうのすみでかべんをひらく)

細く伸びてやがては群像の隅で花弁を開く

(ありもしないそのはなしどうしてもわらえないんです)

ありもしないその話どうしても笑えないんです

(のどのおくをいまもつかえてでてこないことば)

喉の奥を今もつかえて出てこない言葉

(だれもぼくをしらぬふりないてみてもあとのまつり)

誰も僕を知らぬふり泣いてみても後の祭り

(ａｈ－ａｈなさけないななさけないななさけないな)

Ah-ah情けないな情けないな情けないな

(なさけないななさけないななさけないななさけないな)

情けないな情けないな情けないな情けないな

(なさけないなあのひうらぎったのはぼくのほうだった)

情けないなあの日裏切ったのは僕の方だった

(どんつうがまだしんぞうのちゅうしんでのさばってんの)

鈍痛がまだ心臓の中心でのさばってんの

(ぶかつがえりかーでぃがんのそできょうしつのまどかげふたつ)

部活帰りカーディガンの袖教室の窓影二つ

(さいごのちゃいむじはんきまえたむろはださむいあきのゆうぐれ)

最後のチャイム自販機前たむろ肌寒い秋の夕暮れ

(ぶかつがえりかーでぃがんのそできょうしつのまどかげふたつ)

部活帰りカーディガンの袖教室の窓影二つ

(しずかなそらつめたいかおりこすもすのみちはつづく)

静かな空冷たい香りコスモスの道は続く

(ａｈ－ａｈなさけないななさけないななさけないな)

Ah-ah情けないな情けないな情けないな

(なさけないななさけないななさけないななさけないな)

情けないな情けないな情けないな情けないな

(なさけないななさけないななさけないななさけないな)

情けないな情けないな情けないな情けないな

(なさけないななさけないななさけないななさけないな)

情けないな情けないな情けないな情けないな

(なさけないななさけないななさけないななさけないな)

情けないな情けないな情けないな情けないな

(なさけないなあのひうらぎったのはぼくのほうだった)

情けないなあの日裏切ったのは僕の方だった

(えんしょうがこのがんきゅうをじゅうりんしのさばってんの)

炎症がこの眼球を蹂躙しのさばってんの

(まだきみのあのこえがあのめがせなかが)

まだ君のあの声があの目が背中が

(あきのむらさきのゆうけいにはびこってんの)

秋の紫の夕景に蔓延ってんの

(ほそくのびてやがてはぐんぞうのすみでかべんをひらく)

細く伸びてやがては群像の隅で花弁を開く

(たちつくしたぼくのあしこすもすのみちはつづく)

立ち尽くした僕の足秋桜の道は続く