泣キ虫カレシ

(これでおわりねなかないの)

これで終わりね　泣かないの

(なきむしなきみにできることはね)

泣き虫なキミにできることはね

(つきあってないてあげるだけ)

付き合って泣いてあげるだけ

(ふたりないてそれがおかしくて)

二人泣いてそれがおかしくて

(なみだがとまりわらってるの)

涙が止まり笑ってるの

(きみと（きみと）おそろいのえらんだゆびわをぽけっとに)

君と（君と）お揃いの選んだ指輪をポケットに

(きずつけることそれはわかってる)

傷つける事それは分かってる

(でもいわなくちゃいま)

でも言わなくちゃ今

(わかれのときにつよがるぼくは)

別れの時に強がる僕は

(「わらって」といいながらあたまをなでた)

「笑って」と言いながら頭を撫でた

(わかれのときにつくりわらいを)

別れの時に作り笑いを

(みせたなきむしにえらぶことば)

見せた泣き虫に選ぶ言葉

(「さよなら」)

「さよなら」

(つよむしなきみにできることはね)

ツヨムシなキミにできることはね

(よりそってえがおみせるだけ)

寄り添って笑顔見せるだけ

(きみと（きみと）あるいたふたりでおもいでほどうきょう)

君と（君と）歩いた二人で思い出歩道橋

(みているさきはそれはわかれてる)

見ている先はそれは分かれてる

(からいわなくちゃいま)

から言わなくちゃ今

(わかれのときにうつむくひとり)

別れの時にうつむく一人

(わかっていたことばだけど)

分かっていた言葉だけど

(とまんないよ)

止まんないよ

(ゆびさきからこぼれおちていく)

指先から零れ落ちていく

(きみの「すき」いまは)

君の「好き」今は

(どこにあるの？)

どこにあるの？

(なきむしにまほうを)

泣き虫に魔法を

(なみだとまるまほうを)

涙止まる魔法を

(わたしとおなじかおするのよわらう)

私と同じ顔するのよ笑う

(わかれのときにむくちなふたり)

別れの時に無口な二人

(さいごにつげたきもちじゃあね)

最後に告げたキモチじゃあね

(「ごめんね」「ありがと」)

「ごめんね」「ありがと」

(これでおわりだなかないぞ)

これで終わりだ泣かないぞ