ロチノセ

(にちようびの８じはんめざめはすこしいいくらい)

日曜日の8時半　目覚めは少しいいくらい

(なんだかそわそわしておきることにした)

なんだかそわそわして起きることにした

(しゅうかんでつけたてれび)

習慣でつけたテレビ

(またかわるいにゅーすばかり)

またか悪いニュースばかり

(だけれどうらないはみずがめざいちいだ！)

だけれど占いは　水瓶座一位だ！

(そとみればどしゃぶりでよるまでつづきそう)

外見ればどしゃぶりで　夜まで続きそう

(でもきょうはそんなのかんけいないから！)

でも今日はそんなの関係ないから！

(はじめのことばはなにがいいかな？)

はじめの言葉は何がいいかな？

(どれもがぎこちなくきこえるな)

どれもがぎこちなく聞こえるな

(あれからぼくたち)

あれから僕たち

(すこしはおおきくすこしはりっぱに)

少しは大きく　少しは立派に

(なれた？)

なれた？

(あのときぼくらはまいにち)

あのとき僕らは毎日

(たのしさをせかいにわけあって)

楽しさを世界にわけあって

(おかしいねってこどもみたいにはしゃいで)

おかしいねって子供みたいにはしゃいで

(ずっとつづけばいいなって)

ずっと続けばいいなって

(おもったときもあった)

思ったときもあった

(けどいつもまえをむいてあるきつづけたよね)

けどいつも前を向いて歩き続けたよね

(はじめのことばはこれしかないな)

はじめの言葉はこれしかないな

(なんでもないようなことば)

なんでもないような言葉

(けど、)

けど、

(はじめのことばをわすれるくらい)

はじめの言葉を忘れるくらい

(なんにもかわらないかおたち)

何にも変わらない顔たち

(どんなはなしでまたはしゃごう)

どんな話でまたはしゃごう

(なんねんぶりかのどうそうかいだ)

何年ぶりかの同窓会だ

(ずっとずっときいてたこえと)

ずっとずっと聞いてた声と

(いまもいまもおなじくうかん)

今も今も同じ空間

(きゅうにきゅうにわきだすおもい)

急に急にわきだす想い

(のどをのどをとおることば)

喉を喉を通る言葉

(なにかなにかはじまることば)

何か何かはじまる言葉

(すごくすごくふつうのことば)

すごくすごく普通の言葉

(だけどだけどなれないことば)

だけどだけど慣れない言葉

(いつかいつかいいたいことば)

いつかいつか言いたい言葉

(ろちのせ)

ロチノセ