モラトリアムの残り香

(けしわすれたもにたーにきみはもういなかった)

消し忘れたモニターに　君はもういなかった

(がめんごしにはんしゃするすぎたじかん)

画面越しに反射する　過ぎた時間

(じぶんいがいになりたかった)

自分以外になりたかった

(おぼれそうなおもいを)

溺れそうな想いを

(わらってそっとすくってくれた)

笑ってそっとすくってくれた

(わすれられないあしあとなんだ)

忘れられない足跡なんだ

(あのとききみとめがあい)

あのとき君と目が合い

(なにかがはじまりここまできたこと)

何かが始まり　ここまで来たこと

(きっとぐうぜんじゃないってわかるから)

きっと偶然じゃないってわかるから

(もらとりあむになにをいおう？)

モラトリアムに何を言おう？

(ぼくはいつもなにかひとつたりなくてさ)

僕はいつも何か1つ足りなくてさ

(ぶきようなむーびーもほんとうはせのびだった)

不器用なムービーも本当は背伸びだった

(だけどきみとわらえばぜんぶまほうになった)

だけど君と笑えば全部魔法になった

(たのしかったまぶしかった)

楽しかった　眩しかった

(めもりーはらすとないとふぇいくえんど)

メモリーはラストナイト　フェイクエンド

(あげいんすけーぷ)

アゲイン　スケープ

(すぎるじかんはあっというま)

過ぎる時間はあっという間

(きづけばべつのみちを)

気づけば別の道を

(あのひびにもどれるのなら？かんがえるけど)

あの日々に戻れるのなら？　考えるけど

(さんざんわらいあったあのしーんなんかも)

散々笑いあったあのシーンなんかも

(いまはこころにひびくよ)

今は心に響くよ

(さんざんききこんだあのかしなんかも)

散々聞きこんだあの歌詞なんかも

(いまはせつなくうたえるんだ)

今は切なく歌えるんだ

(いつかのえがいたみらいも)

いつかの描いた未来も

(みせばのないきょうも)

見せ場のない今日も

(なにもかわらないこと)

何も変わらないこと

(いまはすこしだけわかるから)

今は少しだけわかるから

(さいかいいのってそらをみよう)

再開祈って空を見よう

(ゆめもなくておわるだけでないていたの)

夢もなくて終わるだけで泣いていたの

(あしたもきっときょうといっしょ)

明日もきっと今日と一緒

(かんじてもむみむしゅう)

感じても無味無臭

(だけどきみがひかげのくさをはなにしてくれた)

だけど君が日陰の草を花にしてくれた

(いっしょにいてあるいてくれてありがとう)

一緒にいて　歩いてくれてありがとう

(きみでよかった)

君でよかった

(きみにとどけたかったおもいがいまさらだけどあふれるよ)

君に届けたかった想いが　今更だけど溢れるよ

(ありがとうって)

ありがとうって

(きみがよかったんだよって)

君が良かったんだよって

(きょうもゆうやけぞらはこんなにきれいだから)

今日も夕焼け空はこんなに綺麗だから

(あしたもきっとだいじょうぶ)

明日もきっと大丈夫

(すすめるきがするよ)

進める気がするよ

(きみとのひびはきっとずっととぎれないから)

君との日々はきっとずっと途切れないから

(もらとりあむおもいだして)

モラトリアム　思い出して

(「なつかしい！」ってわらおう)

「懐かしい！」って笑おう

(いつかとおくとおくにあるそんなひびを)

いつか遠く遠くにある　そんな日々を

(たのしみにまちながら)

楽しみに待ちながら

(あるきだそう)

歩き出そう