ミリしらロミオとシンデレラ

(つたえられなかったこのおもいが)

伝えられなかったこの想いが

(げんそうのかなたへきえさるまで)

幻想の彼方へ消え去るまで

(きがつけばいつもとなりにあなたがいた)

気が付けばいつも隣にあなたがいた

(なにをするにもいっしょでいわゆるおさななじみ)

何をするにも一緒でいわゆる幼なじみ

(よろこびもかなしみもすべてのかんじょうが)

喜びも悲しみも全ての感情が

(りんくしてるようでまるでこころはひとつだった)

リンクしてるようでまるで心はひとつだった

(けれどかみさまはざんこくだわわたしたちのあいだをひきさく)

けれど神様は残酷だわ私たちの間を引き裂く

(あたらしいきゃらくたー)

新しいキャラクター

(だれもがまもってあげたくなるかれんでかわいい)

誰もが守ってあげたくなる可憐で可愛い

(ほらそこのまがりかどにしんでれら)

ほらそこの曲がり角にシンデレラ

(ついにであったこいびとたちは)

ついに出逢った恋人達は

(じかんをおしんであいしあう)

時間を惜しんで愛し合う

(わたしはただひとりぼっちでなくじゅりえっと)

私はただひとりぼっちで泣くジュリエット

(ちいさいころのぼうけんのなかやくそくしたことおぼえてる？)

小さい頃の冒険の中約束したこと覚えてる？

(わたしじゃなきゃあなたじゃなきゃ)

私じゃなきゃあなたじゃなきゃ

(ものがたりのまくはおろせない)

物語の幕は下ろせない

(とおいあのひのごっこあそびが)

遠いあの日のごっこ遊びが

(たちまちいろあせていく)

たちまち色褪せていく

(よかったねおめでとうふたりとも、とてもおにあいだよ)

よかったねおめでとうふたりとも、とてもお似合いだよ

(そらぞらしいせりふとえがおでうそをついた)

空々しい台詞と笑顔で嘘をついた

(かのじょのむなもとにはかれがたすけたという)

彼女の胸元には彼が助けたという

(こいぬがみまもっているわたしのはいるすきまはない)

仔犬が見守っている私の入る隙間はない

(にこにこしてればすかれるとおもってこびてる)

ニコニコしてれば好かれると思って媚びてる

(かまととぶってあのこいやなおんな)

かまととぶってあの子嫌な女

(だけどじぶんのきもちもいえず)

だけど自分の気持ちも言えず

(しっとしんにくるってるわたしはもっといやなおんな)

嫉妬心に狂ってる私はもっと嫌な女

(かなしくてくやしくてこいしくていたみとなりからだをえぐる)

悲しくて悔しくて恋しくて痛みとなり体を抉る

(ときよもどれむかしのようにはいってこないで)

時よ戻れ昔のように入ってこないで

(ちかいをたてたこいびとたちはひとめはばからずあいしあう)

誓いを立てた恋人たちは人目憚らず愛し合う

(みとめたくないわかりたくない)

認めたくないわかりたくない

(かのじょこそがじゅりえっとなのだと)

彼女こそがジュリエットなのだと

(わたしのほうがずっとまえからあなたを)

私のほうがずっと前からあなたを

(だいすきなのに)

大好きなのに

(いとしいよこがおそのめにわたしはうつらない)

愛しい横顔その瞳に私は映らない

(おまえがともだちでよかった)

「お前が　友達で良かった」

(と、ほほえむあなた)

と、微笑むあなた

(そんなことばききたくなかった)

そんな言葉聞きたくなかった

(ついにであったこいびとたちは)

ついに出逢った恋人達は

(じかんをおしんであいしあう)

時間を惜しんで愛し合う

(わたしはただひとりぼっちでなくじゅりえっと)

私はただひとりぼっちで泣くジュリエット

(ちいさいころのぼうけんのなかやくそくしたことおぼえてる？)

小さい頃の冒険の中約束したこと覚えてる？

(わたしじゃなきゃあなたじゃなきゃまくはおろせない)

私じゃなきゃあなたじゃなきゃ幕は下ろせない

(ちかいをたてたこいびとたちはひとめはばからずあいしあう)

誓いを立てた恋人たちは人目憚らず愛し合う

(みとめなくちゃわからなくちゃ)

認めなくちゃわからなくちゃ

(かのじょこそがじゅりえっとなのだと)

彼女こそがジュリエットなのだと

(これでおしまい)

これでおしまい

(そうよひげきはあげるわ)

そうよ 悲劇はあげるわ

(さよならろみお)

さよなら　ロミオ