フロムナインス/Fushi

(とるにたらずよどんだ)

とるに足らず淀んだ

(くらしがきょうもつづいてく)

暮らしが今日も続いてく

(かんたんなことつみあげては)

カンタンなこと積み上げては

(こわしてをくりかえす)

壊してを繰り返す

(らっかんてきのうみそは)

楽観的脳味噌は

(さびついてもうきのうていし)

錆さび付いてもう機能停止

(むだなぶひんみたいだな)

無駄な部品みたいだな

(そんなんばかりああうんざりだな)

そんなんばかり嗚呼ウンザリだな

(だれかたすけてくれないか)

誰か助けてくれないか！

(またそうやってにげちゃうんだろ)

「またそうやって逃げちゃうんだろ？

(こんじょうもなんもないもんね)

根性もなんも無いもんね？

(いわれっぱなしでいいんですか)

言われっぱなしで良いんですか？」

(ちがうじゃんぶんなぐってそうだつせん)

違うじゃん！ブン殴って争奪戦

(ぜったいてきぼくのさいしゅうせんそう)

絶対的僕の最終戦争

(じゃまするなそこどいてくれ)

邪魔するなそこどいてくれ

(きらいなものはそのまんまでいい)

嫌いなものはそのまんまで良い

(そんなんかまってるひまない)

そんなんかまってる暇無い

(おさえらんないわそんざいしょうめい)

抑えらんないわ存在証明

(えんりょなんかはおいてっていいさ)

遠慮なんかは置いてっていいさ

(ちのひとつものこすなよ)

血の一つも残すなよ

(きみのりんりかちかんが)

キミの倫理価値観が

(ぼくのあたまをむしばむ)

僕の頭を蝕む

(みみをふさいでもきこえる)

耳を塞いでも聞こえる

(ざつおんがこえをうばっていく)

雑音が声を奪っていく

(いつのまにかふらふら)

いつの間にかフラフラ

(あしもとがもたついている)

足元がもたついている

(ぼくのいくすえはどこだか)

僕の行く末はどこだか

(じぶんでもわからなくなった)

自分でも分からなくなった

(うらおもてどちらからみてもこころは)

裏表どちらから見ても心は

(たいはしちゃってかたちもない)

大破しちゃって形もない

(ちせつなことばをはきだすたび)

稚拙な言葉を吐き出すたび

(じぶんのほんしょうあばいてやりたい)

自分の本性暴いてやりたい

(ねぇどうしたいこのまんまじゃいられない)

「ねぇ、どうしたい？」「このまんまじゃいられない！」

(ほらさいはなげられたんだびびんな)

ほら賽は投げられたんだビビんな

(もうあともどりはできないぞ)

もう後戻りはできないぞ

(うしろゆびさされるいたみさえのりこなしてけ)

後ろ指さされる痛みさえ乗りこなしてけ

(じょうとうじゃんか)

上等じゃんか！

(ゆがんだかんじょうもっとひずませて)

歪んだ感情もっと歪ませて

(つかいふるされたりんりかちなんていらないわ)

使い古された倫理価値なんていらないわ

(もうきょうみもないわ)

もう興味もないわ

(なにがせいかいどれがまちがいか)

何が正解どれが間違いか

(いまだにこたえわかんなくて)

未だに答えわかんなくて

(つみかさなったれっとうかんのがれきに)

積み重なった劣等感の瓦礫に

(うもれたままのぼくだ)

埋もれたままの僕だ

(せかいからはみだしてるみたいな)

世界からはみ出してるみたいな

(じごうじとくはたべあきちゃったんだ)

自業自得は食べ飽きちゃったんだ

(あっとうてきそうたいてきかんぷなきなあいを)

圧倒的相対的完膚無きな愛を！

(ぜったいてきぼくのさいしゅうせんそう)

絶対的僕の最終戦争

(じゃまするなそこどいてくれ)

邪魔するなそこどいてくれ

(きらいなものはそのまんまでいい)

嫌いなものはそのまんまで良い

(そんなんかまってるひまない)

そんなんかまってる暇無い

(おさえらんないわそんざいしょうめい)

抑えらんないわ存在証明

(えんりょなんかはおいてっていいさ)

遠慮なんかは置いてっていいさ

(ちのひとつものこすなよ)

血の一つも残すなよ