ネメシスの銃口

(つみぶかきおとこよ)

罪深き男よ

(さあざんげなさい)

さあ　懺悔なさい

(ねえかあさんわたしねいま)

ねえ母さん　私ね　今

(ひとにじゅうこうをむけているの)

人に銃口を向けているの

(たくさんのひとをおとしいれて)

たくさんの人を陥れて

(しふくをこやしたわるいやつよ)

私腹を肥やした悪い奴よ

(このおとこのためにわたしは)

この男のために私は

(あいしたひとさえそのてにかけた)

愛した人さえその手にかけた

(つぎにじぶんじしんもうったけれど)

次に自分自身も撃ったけれど

(しぬことはできなかった)

死ぬことはできなかった

(ふくしゅうのときはきたれり)

復讐の時は来たれり

(さあざんげなさい)

さあ　懺悔なさい

(ｈｅｌｌｏａｎｄｇｏｏｄｂｙｅ)

Hello and good-bye

(ｍｒｐｅｒｅｎｏｅｌ)

『Mr.Pere Noel』

(いえにもひをつけたわどちらかえらびなさい)

家にも火を付けたわ　どちらか選びなさい

(みけんをうちぬかれるか)

眉間を撃ち抜かれるか

(このごうかのなかもえつきるかを)

この業火の中　燃え尽きるかを

(ねえかあさんどんなあくとうにも)

ねえ母さん　どんな悪党にも

(しょくざいのちゃんすはあたえるべきでしょ)

贖罪のチャンスは与えるべきでしょ？

(だからねわたしかれにこういったの)

だからね私　彼にこう言ったの

(あなたのざいさんをてばなしなさい)

「あなたの財産を手放しなさい」

(すべてをうばったひとにかえせば)

「全てを奪った人に返せば」

(いのちだけならたすけてあげる)

「命だけなら助けてあげる」

(かれはこたえた)

彼は答えた

(わたしのざいさん)

「私の財産」

(きさまなんぞにはけっしてわたさない)

「貴様なんぞには　決して渡さない」

(どうしようもないくずね)

どうしようもないクズね

(やっぱりざんげなさい)

やっぱり懺悔なさい

(ｈｅｌｌｏａｎｄｇｏｏｄｂｙｅ)

Hello and good-bye

(ｍａｓｔｅｒｏｆｔｈｅｃｏｕｒｔ)

『Master Of The Court』

(よくにおぼれきったあくとくさいばんかん)

欲に溺れきった悪徳裁判官

(ひとびととわたしのいかりをそのみにあびて)

人々と私の怒りをその身に浴びて

(ねむりなさい)

眠りなさい

(ねえかあさんあなたはわたしを)

ねえ母さん　あなたは私を

(おんなでひとつでそだててくれた)

女手一つで育ててくれた

(うまれたのはもりのはいおく)

生まれたのは森の廃屋

(ちちのかおなどしらなかった)

父の顔などしらなかった

(ねえかあさんとうさんはもう)

ねえ母さん　父さんはもう

(だめみたいだよくるっているわ)

駄目みたいだよ　狂っているわ

(にんぎょうをねえさんだとおもいこんでいる)

人形を義姉（ねえ）さんだと思い込んでいる

(あのひとはもうとっくに)

あの人はもうとっくに

(くらいうみぞこしずんでいった)

暗い海底　沈んでいった

(もうむすめは)

もう娘は

(このわたし)

この私

(ひとりだけなのに)

一人だけなのに

(ねえとうさんわたしをみてよ)

ねえ父さん　私を見てよ

(わたしのことも)

私の事も

(みてよ)

見てよ

(ｈｅｌｌｏａｎｄｇｏｏｄｂｙｅ)

Hello and good-bye

(ｇｏｏｄｂｙｅ)

・・・good-bye

(ｍｙｆａｔｈｅｒ)

『My Father』

(ころしやのもとじめあくとくさいばんかん)

殺し屋の元締　悪徳裁判官

(ねえかあさんどうしてあなたはこんなひとを)

ねえ母さん　どうしてあなたはこんな人を

(あいしたの)

愛したの？

(これでほんとうにおわりよ)

これで本当に終わりよ

(すべてをさいごにしましょう)

全てを最後にしましょう

(つみぶかきあくのものがたりよ)

罪深き悪の物語よ

(さようなら)

さようなら