あの人に似ている

(むかしかなしいこいをした)

昔哀しい恋をした

(まちはきれいひとがきれい)

街はきれい人がきれい

(そのひとをまもってやれなかった)

その人を護ってやれなかった

(うそがきれいだれもがあこがれた)

嘘がきれい誰もがあこがれた

(そのひこのむねはこわれた)

その日この胸は毀れた

(ながれすんできょうでちょうど)

流れ住んで今日でちょうど

(かぎをかけまどさえふさいだ)

鍵をかけ窓さえ塞いだ

(せんのよるをかぞえるこんやです)

千の夜を数える今夜です

(なのにいつからこのへやにきた)

なのにいつからこの部屋に来た

(わたしかわったとおもうかみがたもはなしかたも)

私変わったと思う髪型も話し方も

(きづかないうちきみは・・・)

気付かないうち君は・・・

(なのにきづけばふしぎ)

なのに気づけば不思議

(ｄｅｊａ　ｖｕ　それともぐうぜん)

deja vu それとも偶然

(あのひとににている)

あの人に似ている

(すずしげなよこがおから)

涼し気な横顔から

(ときおりさびしげなまなざしまで)

時折寂し気な眼差しまで

(あのひとににている)

あの人に似ている

(あかるくふるまうところも)

明るく振る舞う処も

(ときおりのぞかせるこころのなかまで)

時折のぞかせる心の中まで

(むかしせつないこいをした)

昔切ない恋をした

(かたおもいにないたことが)

片思いに泣いたことが

(やくそくをまもってやれなかった)

約束を守ってやれなかった

(ありましたかあなたもいままでに)

ありましたかあなたも今までに

(そのひなみだがきこえた)

その日涙が聴こえた

(むかしむかしあったような)

昔々会ったような

(もうにどとだれかをあいせない)

もう二度と誰かを愛せない

(おぼえているきがするあなたです)

覚えている気がするあなたです

(なのにこうしてきみとめぐりあい)

なのにこうして君とめぐり逢い

(わたし、わがままでしょうか)

私、わがままでしょうか

(こまらせているでしょうか)

困らせているでしょうか

(ゆきがそっととけてゆく)

雪がそっと溶けてゆく

(あこがれただけのこいの)

憧れただけの恋の

(おもいでがむねにいたい)

思い出が胸にいたい

(こんどはだいじょうぶ)

今度は大丈夫

(もしもゆるしあえたなら)

もしも許し合えたなら

(かならずだきしめた)

必ず抱きしめた

(ゆめはとどかない)

夢はとどかない

(こんどはだいじょうぶ)

今度は大丈夫

(ふたりゆるしあえたなら)

２人許し合えたなら

(かならずだきしめた)

必ず抱きしめた

(ゆめはとどかない)

夢はとどかない

(あのひとににている)

あの人に似ている

(すずしげなよこがおから)

涼し気な横顔から

(ときおりさびしげなまなざしまで)

時折淋し気な眼差しまで

(あのひとににている)

あの人に似ている

(あかるくふるまうところも)

明るく振る舞う処も

(ときおりのぞかせる)

時折のぞかせる

(こころのなかまで)

心の中まで