児童家庭福祉の発展過程
問題文
(にほんさいしょのじどうほごじぎょうはしょうとくたいしがけんせつしたしかいんの１つであるひでんいん)
日本最初の児童保護事業は聖徳太子が建設した四箇院の１つである悲田院
(こどもはほうけんせいしゃかいにおいてろうどうりょくやしょうひんとみなされ、じんしんばいばいもしていた)
子どもは封建制社会において労働力や商品とみなされ、人身売買もしていた
(めいじきにはいり１８７１にはきじよういくまいきゅうよがた、１８７４にはじゅっきゅうきそくがせいてい)
明治期に入り１８７１には棄児養育米給与方、１８７４には恤救規則が制定
(ひんこんじどうがきゅうさいのたいしょうになった)
貧困児童が救済の対象になった
(１９００「かんかほう」がこうふ)
１９００「感化法」が公布
(８さいから１６さいみまんのはんざい・ひこう・ぐはんしょうねんをかんかいんにしゅうようすることに)
８歳から１６歳未満の犯罪・非行・虞犯少年を感化院に収容することに
(にっしん・にちろせんそうをへてしほんしゅぎがはってん)
日清・日露戦争を経て資本主義が発展
(かそうしゃかいがけいせいされて、かそうしゃかいのこどもをたいしょうとするほいくしょがかくだい)
下層社会が形成されて、下層社会の子どもを対象とする保育所が拡大
(じゅっきゅうきそくとはひんこんしゃにたいするはじめてのきゅうさいほうで１３さいいかのこどもがたいしょう)
恤救規則とは貧困者に対する初めての救済法で１３歳以下の子どもが対象
(しかしけつえんちえんによるそうごふじょをゆうせんし、まったくみよりのないこどもにかぎってきゅうさい)
しかし血縁地縁による相互扶助を優先し、全く身寄りのない子どもに限って救済
(１８８７いしいじゅうじがおかやまこじいんをせつりつししょうしゃせい、さとおやいたくをどうにゅう)
１８８７石井十次が岡山孤児院を設立し小舎制、里親委託を導入
(おかやまこじいんは１８９８からきふきんぼしゅうのためにじぜんおんがくげんとうたいをぜんこくにじゅんかいさせた)
岡山孤児院１８９８から寄付金募集のために慈善音楽幻燈隊を全国に巡回させた
(それがしゃかいてきけいもうかつどうになった)
それが社会的啓蒙活動になった
(そしておかやまこじいんはていいんをもうけないむせいげんしゅうようしゅぎをせんげんして１２００にんきぼに)
そして岡山孤児院は定員を設けない無制限収容主義を宣言して１２００人規模に
(１８９０あかざわあつとみがにいがたせいしゅうがっこうにたくじしょをかいせつ。にほんはつのたくじしょ。)
１８９０赤沢あつとみが新潟静修学校に託児所を開設。日本初の託児所。
(１８９１いしいりょういちがこじょがくいんのちのたきのがわがくえんをせつりつしちてきしょうがいじしせつができる)
１８９１石井亮一が孤女学院のちの滝乃川学園を設立し知的障害児施設ができる
(１８９９とみおかこうすけがかていがっこうをせつりつしひこうしょうねんにたいしてかんかじぎょうをてんかい)
１８９９富岡幸助が家庭学校を設立し非行少年に対して感化事業を展開
(１９００のぐちゆかがふたばようちえんをせつりつしひんこんじのきょういく、ようほいちげんかのげんてんをつくる)
１９００野口幽香が二葉幼稚園を設立し貧困児の教育、幼保一元化の原点を作る
(こどものほごはあつしけのじぜんじぎょうからよぼうてきせいかくをもったしゃかいじぎょうにかわる)
子どもの保護は篤志家の慈善事業から予防的性格をもった社会事業に変わる
(しゃかいじぎょうはこうせいじぎょうといちづけられた)
社会事業は厚生事業と位置付けられた
(せんそうのためのじんてきしげんのほごいくせいとしてたいしょうじどうをかくだいしたせいさくがてんかいされた)
戦争のための人的資源の保護育成として対象児童を拡大した政策が展開された
(１９３２たかぎけんじがこうめいがっこうをせつりつ、にほんはつのしたいふじゆうじがっこう。)
１９３２高木憲次が公明学校を設立、日本初の肢体不自由児学校。
(１９００ねんにはいるとしょうがいじしせつがぞうか)
１９００年に入ると障害児施設が増加
(１９１１こうじょうほうせいていで１２さいみまんのろうどうきんし)
１９１１工場法制定で１２歳未満の労働禁止
(１９２９じゅっきゅうきそくにかわってきゅうごほうせいてい、ひんこんで１３さいいかたいしょう)
１９２９恤救規則に代わって救護法制定、貧困で13歳以下対象
(１９３３じどうぎゃくたいぼうしほうせいてい、１４さいみまんたいしょう)
１９３３児童虐待防止法制定、14歳未満対象
(１９３３しょうねんきょうごほうせいてい、かんかほうをかいせいしたもの)
１９３３少年教護法制定、感化法を改正したもの
(１９３７ぼしほごほうせいてい、１３さいいかのこをもつひんこんぼしきゅうさいがもくてき)
１９３７母子保護法制定、１３歳以下の子を持つ貧困母子救済が目的
(じどうぎゃくたいぼうしほう、しょうねんきょうごほうは１９４７にじどうふくしほうにひきつがれはいしされた)
児童虐待防止法、少年教護法は１９４７に児童福祉法に引き継がれ廃止された
(だいにじせかいたいせんがおわるとせんそうのぎせいになったこどもがあふれた)
第二次世界大戦が終わると戦争の犠牲になった子どもがあふれた
(１９５１じどうふくしのきほんげんりとして「じどうけんしょう」せいてい)
１９５１児童福祉の基本原理として「児童憲章」制定
(こどもかていふくしせいどのきそがせいびされた１９５０ねんだいこうはん)
子ども家庭福祉制度の基礎が整備された１９５０年代後半
(１９４６いとがかずおがちてきしょうがいじのりょういくのためのしせつ「このえがくえん」をそうせつ)
１９４６糸賀一雄が知的障害児の療育のための施設「近江学園」を創設
(１９６１「じどうふようてあてほうせいてい」)
１９６１「児童扶養手当法制定」
(１９６４「じゅうどせいしんはくじゃくじふようてあてほう」)
１９６４「重度精神薄弱児扶養手当法」
(１９７１「じどうてあてほう」)
１９７１「児童手当法」
(１９６３いとがかずおが「びわこがくえん」せつりつ)
１９６３糸賀一雄が「びわこ学園」設立
(いとがかずお「このこらをよのひかりに」)
糸賀一雄「この子らを世の光に」
(いぎりすでじどうがはじめてきゅうさいのたいしょうになった１６０１「えりざべすきゅうひんほう」)
イギリスで児童が初めて救済の対象になった１６０１「エリザベス救貧法」
(１９０８いぎりすはつの「じどうほう」せいてい)
１９０８イギリス初の「児童法」制定
(えりざべすきゅうひんほうではじどうがろうどうをきょうせいされていた)
エリザベス救貧法では児童が労働を強制されていた
(１８０２おーうぇんによる「こうじょうほう」せいていによりじどうろうどうは１２じかんいないになる)
１８０２オーウェンによる「工場法」制定により児童労働は１２時間以内になる
(１８３３いっぱんこうじょうほうにより９さいみまんのこようきんし、１８さいみまんのろうどうじかんせいげん)
１８３３一般工場法により９歳未満の雇用禁止、１８歳未満の労働時間制限
(１８７０ばーなーどほーむせつりつ)
１８７０バーナードホーム設立
(１９４２「べヴぁりっじほうこく」はっぴょう、しゃかいほしょうせいどのきそ)
１９４２「ベヴァリッジ報告」発表、社会保障制度の基礎
(１９４６「かーちすほうこく」はっぴょう、じどうようごのしつのかいぜん)
１９４６「カーチス報告」発表、児童養護の質の改善
(あめりか１９０９だいとうりょうるーずべるとが「だいいっかいほわいとはうすかいぎ」かいさい)
アメリカ１９０９大統領ルーズベルトが「第一回ホワイトハウス会議」開催
(じどうふくしはくあかんかいぎともいう)
児童福祉白亜間会議ともいう
(じどうはかていせいかつからひきはなされてはならないとはっぴょう)
児童は家庭生活から引き離されてはならないと発表
(１９３０「あめりかじどうけんしょう」にほんのじどうけんしょうのいしずえ)
１９３０「アメリカ児童憲章」日本の児童憲章の礎