父へ

(じぶんのゆめよりかぞくをえらんだあなた)

自分の夢より家族を選んだ貴方

(いまおれはあらたなゆめになれていますか？)

今俺は新たな夢になれていますか？

(あのひあなたがおいてきたゆめよりも)

あの日貴方が置いてきた夢よりも

(でかいゆめになれていますか？)

でかい夢になれていますか？

(やっぱおやこなんだって)

やっぱ親子なんだって

(いまじぶんがたっているばしょみておもうよ)

今自分が立っている場所見て思うよ

(あのひあこがれたかっこいい)

あの日憧れたかっこいい

(あなたのすがたにじぶんをかさねてさ)

貴方の姿に自分を重ねてさ

(どんなきもちなのかって)

どんな気持ちなのかって

(ちいさくなったせなかをみておもうけど)

小さくなった背中を見て思うけど

(ぎじゅつなんかじゃうまんないさは)

技術なんかじゃ埋まんない差は

(くやしくてさわらっちゃうよ)

悔しくてさ笑っちゃうよ

(それでもおれはおれなりに)

それでも俺は俺なりに

(じぶんのあしでこんくりーとけりあげ)

自分の足でコンクリート蹴り上げ

(ときにはいたつばにまみれながら)

時に吐いた唾にまみれながら

(たくさんのひとにであえた)

沢山の人に出会えた

(きっとだれよりもぶつかって)

きっと誰よりもぶつかって

(だけどだれよりもかんしゃして)

だけど誰よりも感謝して

(やっぱだれよりもかなわないとおもうおとこはひとりだけ)

やっぱ誰よりも敵わないと思う男は一人だけ

(いつかあなたにみせたいけしきがある)

いつか貴方に見せたい景色がある

(いつかあなたとのみたいさけがある)

いつか貴方と呑みたい酒がある

(いつかあなたにだかせたいいのちがある)

いつか貴方に抱かせたい命がある

(いまあなたにおくりたいうたがある)

今貴方に贈りたい歌がある

(あのひあなたがおいてきたゆめよりも)

あの日貴方が置いてきた夢よりも

(もっとでかいゆめにおれがなるから)

もっとでかい夢に俺がなるから

(しょうらいのしんろにまよってたあのひ)

将来の進路に迷ってたあの日

(ひとことだけかけてくれたことば)

一言だけかけてくれた言葉

(「おまえのじんせいなんだから)

「お前の人生なんだから

(いきたいようにいきればいい」)

生きたいように生きればいい」

(おとこどうしだからこそつたわるやさしさだったよ)

男同士だからこそ伝わる優しさだったよ

(じぶんのゆめよりかぞくをえらんだあなた)

自分の夢より家族を選んだ貴方

(いまおれはあらたなゆめになれていますか？)

今俺は新たな夢になれていますか？

(あのひあなたがおいてきたゆめよりも)

あの日貴方が置いてきた夢よりも

(でかいゆめになれていますか？)

でかい夢になれていますか？

(いつかあなたにみせたいけしきがある)

いつか貴方に見せたい景色がある

(いつかあなたとのみたいさけがある)

いつか貴方と呑みたい酒がある

(いつかあなたにだかせたいいのちがある)

いつか貴方に抱かせたい命がある

(いまあなたにきいてほしいことがある)

今貴方に聞いて欲しい事がある

(ぜったいあなたにみせたいけしきがある)

絶対貴方に見せたい景色がある

(かならずあなたにのませたいさけがある)

必ず貴方に呑ませたい酒がある

(そしてあなたにだかせたいいのちがある)

そして貴方に抱かせたい命がある

(いまあなたにおくりたいうたがある)

今貴方に贈りたい歌がある

(あのひあなたがおいてきたゆめよりも)

あの日貴方が置いてきた夢よりも

(もっとでかいゆめにおれがなるから)

もっとでかい夢に俺がなるから