父への懺悔～モーツァルトの混乱

(ちちよあなたとわかりあえる ときがくることを)

父よ　あなたと分かり合える 時が来ることを

(ぼくはいのったそれなのに もうあえない)

僕は祈った　それなのに もう会えない

(わかれのことばなにもいわずに あなたはさった)

別れの言葉　何も言わずに 貴方は去った

(こころをてつにとじこめつめたさたもて)

心を鉄に閉じ込め　冷たさ保て

(あなたのくちぐせだったね)

貴方の口癖だったね...

(さからったけれどいまはわかるよ)

逆らったけれど今は分かるよ

(しんじつのことばだと)

真実の言葉だと

(どこへいけばいいのか)

どこへ行けばいいのか

(なにをえられるというのか)

何を得られるというのか

(じぶんのみちすすむだけ)

自分の道進むだけ

(こころとからださかれようと)

心と体　裂かれようと

(ざんこくなじんせいゆがんだよのなか)

残酷な人生　歪んだ世の中

(きぼうをあたえられても ふかいふちにおとされる)

希望を与えられても 深い淵に落とされる

(あわれなおとこ)

哀れな男

(おろかなおとこ)

愚かな男

(はじをしれ)

恥を知れ

(おくびょうなちからよわきもの)

臆病な力弱き者

(ヴぉるふがんぐ)

ヴォルフガング？

(ヴぉるふがんぐどうしたの)

ヴォルフガング！　どうしたの！？

(だいじょうぶしっかりして)

大丈夫！？　しっかりして！

(いそげいそげ つぎのおぺらを)

急げ　急げ 次のオペラを

(はやくむずかしいふーがをかくんだ)

早く難しいフーガを書くんだ

(ぴあののなかにはしゃっきんがずしり)

ピアノの中には借金がズシリ

(つめたいのこころのてつは)

冷たいの心の鉄は

(ヴぉるふがんぐ)

ヴォルフガング！

(さよならはたびのはじまりだ)

さよならは旅の始まりだ

(おとなになると)

大人になると

(きせきはきえたよどこかに)

奇跡は消えたよどこかに

(げいじゅつかはじぶんにきびしいんだ)

芸術家は自分に厳しいんだ

(おまえはあくまだしってるぞ)

お前は悪魔だ知ってるぞ！

(ヴぉるふがんぐ)

ヴォルフガング！

(だいじょうぶ)

大丈夫？

(ぼくがいなけりゃおまえもない)

僕がいなけりゃお前も無い

(なんのはなし)

何の話！？

(こどものくせにぼくをくるわせる)

子供のくせに僕を狂わせる

(かぞくをひきさいた)

家族を引き裂いた！

(ゆるさない)

許さない！

(あくまおおかみへび)

悪魔！　狼！　蛇！

(おまえがわるい)

お前が悪い！

(おまえがおまえが)

お前が　お前が

(おまえがかぞくをひきさいた)

お前が家族を引き裂いた！！！