薔薇と私

(もしもばらにとげがなくてたおりやすくなるなら)

もしも薔薇に棘がなくて　手折りやすくなるなら

(ばらはばらでなくなりそういつわりのはな)

薔薇は薔薇でなくなり　そう偽りの花

(とげをそなえたままさいてるのがばらのさだめか)

棘を備えたまま咲いてるのが　薔薇の運命か？

(ひともなにかきめられてうまれおちるさだめか)

人も何か決められて　生まれ落ちる運命か？

(おしえてほしい)

教えて欲しい

(あらかじめきめられたわたしのすすむみち)

あらかじめ決められた　私の進む道

(もしもうんめいのめがみがみかたするなら)

もしも運命の女神が　味方するなら

(そのみちはにじいろのはなさきみだれるよう)

その道は虹色の花　咲き乱れるよう

(ねがうおもいどうかかなえて)

願う想い、どうか叶えて

(いつもふたりなにもかもがおなじようにするなら)

いつもふたり何もかもが　同じようにするなら

(ひとりでいるときはなにかみたされないの)

ひとりでいるときは　何か満たされないの

(ふたりできめふたりですすむのがいつのさだめか)

2人で決め2人で進むのが　いつの運命か？

(ふたりいらぬばしょへとむかうさがはひにくか)

2人いらぬ場所へと　向かう性は皮肉か？

(おしえてほしい)

教えて欲しい

(いつもたすけあったわたしたちのせかいは)

いつも助け合った　私たちの世界は

(とつぜんゆかがふたつにわれてをひきはなす)

突然床が二つに割れ　手を引き離す

(それでもなおなにかすがりすすみつづける)

それでもなお何かすがり　進み続ける

(ひとりでたついしをたくして)

1人で立つ意志を託して

(ざしてまつだけならばかみさまは)

座して待つだけならば　神様は

(ねがいかなえてくれるはずはないのよ)

願い叶えてくれるはずはないのよ

(じぶんへときびしくこえかけ)

自分へと厳しく声かけ

(くじけないちからをみにつけたときにみえるのは)

挫けない力を身につけたときに見えるのは、

(めがみのえがお)

女神の笑顔

(ひかりすかしほうせきににたとうめいなせかいは)

光透かし宝石に似た　透明な世界は

(わたしのゆくみちのさきのきよらかなばしょ)

私の行く道の先の　清らかな場所

(しろくにごるこおりならばすぐにとけゆく)

白く濁る氷ならば　すぐに溶けゆく

(いまはただひたすらめざそう)

今はただひたすら目指そう

(げきじょうにたつすがたはやるこころおさえて)

劇場に立つ姿　逸る心押さえて

(わたしをよぶあぷろーず)

私を呼ぶ　アプローズ

(そのひまではとまらないとき)

その日までは止まらない時