遠恋

(こんなよるにきみはいまなにをおもうの)

こんな夜に君は今何を思うの？

(ちなみにおれはこうはいのおんなのこをちょっといえまでおくってきたかえりだよ)

ちなみに俺は後輩の女の子を ちょっと家まで送ってきた帰りだよ

(あのこたぶんおれにきがあるとおもうなぁ)

あの子たぶん俺に気があると思うなぁ

(ｐｓｐｓ)

P.S.　P.S.

(あらそれはどうもおつかれさまでした)

あら、それはどうもお疲れ様でした

(あなたしたごころがわらいかたにもろにでるの)

あなた下心が笑い方にモロに出るの

(だからつぎのちゃんすがあればきをつけなさいね)

だから次のチャンスがあれば気を付けなさいね

(あっそうだちなみにわたしはきょうこくはくされたの)

あっ、そうだ ちなみに私は今日告白されたの

(とおいきょりがふたりちかづけてくそうおもえるの)

遠い距離が二人近づけてく そう思えるの

(ぼくたちでみえぬこのきょりをひらいたってきえぬこのいしを)

僕たちで見えぬこの距離を 開いたって消えぬこの意志を

(だいてまたいでくぐりぬっていこう)

抱いて またいで くぐり抜って行こう

(わらったってどこかかなしくておこったってどこかせつなくて)

笑ったってどこか悲しくて 怒ったってどこか切なくて

(きっといつもどっかにきみがいる)

きっといつもどっかに君がいる

(きょうゆびわをはずしてでかけてみたら)

今日指輪を外して出かけてみたら

(さいふはわすれるしごとはおくれるあめはふるでもうさんざんでした)

財布は忘れる 仕事は遅れる 雨は降る でもう散々でした

(おそるべきおんねんですね)

恐るべき怨念ですね

(だけどもそんなあなたのたいせつさをおしえてくれるのはこのきょりです)

だけども そんなあなたの大切さを教えてくれるのは この「距離」です

(だってこのきょりをむげんにすらかんじるのです)

だってこの距離を無限にすら感じるのです

(くやしいけどこのきもちがあなたをすきななによりものしょうめいなの)

悔しいけどこの気持ちがあなたを好きな 何よりもの証明なの

(きみがめにするものをぼくはみれないそんなひびだとて)

君が目にするものを僕は見れない そんな日々だとて

(ぼくにしかきみにみせれぬものをひびさがす)

僕にしか君に見せれぬものを日々探す

(にくんだこのふたりのきょりがいつしかこのふたりのおもいを)

憎んだこの二人の距離が いつしかこの二人の想いを

(ずんぐりむっくりそだててくれた)

ずんぐりむっくり 育ててくれた

(みえるものにすがるこのひびよみえないきみにすくわれるぼくを)

見えるものにすがるこの日々よ 見えない君に救われる僕を

(なんていってわらってくれたっていいよ)

何て言って笑ってくれたっていいよ

(となりにいたらこのとうとさもうしなってしまうなら)

隣にいたらこの尊さも失ってしまうなら

(いっそぼくはこのきょりときみとさんにんでいいよ)

いっそ僕はこの距離と君と三人でいいよ

(ぼくたちでちかうこのきょりがひらいたってきえぬこのいしは)

僕たちで誓う この距離が開いたって消えぬこの意志は

(いつもきょうもあすもあさっても)

いつも 今日も 明日も 明後日も

(さしあたってぼくはあのひこぼしいうなればきみはおりひめぼし)

さしあたって僕はあの彦星 言うなれば君は織姫星

(じゃんでけんでぽんでかったほうがかわわたってあいにいくことにしよう)

ジャンでケンでポンで勝ったほうが 川渡って会いにいくことにしよう