まばたき

(ゆうがたがまぶたにふれるふたりしてねちゃってたみたいだ)

夕方が瞼に触れる　二人して寝ちゃってたみたいだ

(きのうまでのへいじつはまたぼくらのこころをいくらかうばって)

昨日までの平日はまた　僕らの心をいくらか奪って

(ねむってるきみのまつげについたひとつぶひかって)

眠ってる君の　まつ毛についた一粒光って

(だけどきみはきっとつよがっておきたらすぐわらうんだろう)

だけど君はきっと強がって　起きたらすぐ笑うんだろう

(だいじょうぶっておもわせるのほんとにじょうずなきみのことだ)

大丈夫って思わせるの　ほんとに上手な君のことだ

(しんぱいしないでがまんもしないでたとえせかいじゅうが)

心配しないで　我慢もしないでたとえ世界中が

(きみをみおとしてたとしても)

君を見落としてたとしても

(ぼくがきみをみのがさないよどんななみだものがさないよ)

僕が君を見逃さないよ　どんな涙も逃さないよ

(きみのことをもうはなさないよいつもきみのみかたでいたいよ)

君のことをもう離さないよ　いつもきみの味方でいたいよ

(かなしいおもいもうさせないよいらないふあんはいだかせないよ)

悲しい思いもうさせないよ　いらない不安は抱かせないよ

(きみをまもらせてくれないかぼくにまもらせてくれないか)

君を守らせてくれないか　僕に守らせてくれないか

(すれちがうひびをこえてふたりしてたいせつだときづいて)

すれ違う日々を超えて　二人して大切だと気付いて

(あいしてるといいあえたよるこらえきれずにふきだしたっけ)

愛してると言い合えた夜　こらえきれずに吹き出したっけ

(ずっといいひとになんてならなくたっていいしつまんない)

ずっといい人になんて　ならなくたっていいしつまんない

(きみのきらいなきみをぼくがだれよりすきでいるの)

君の嫌いな君を　僕が誰より好きでいるの

(せいいっぱいにいきてくほどほんねをくちにできなくなるね)

精一杯に生きてくほど　本音を口に出来なくなるね

(しんぱいしないでしんじてたよって)

心配しないで　信じて頼って

(たとえじぶんらしさきみがみうしなっていたとしても)

例え自分らしさ　君が見失っていたとしても

(ぼくがきみをみのがさないよどんなえがおものがさないよ)

僕が君を見逃さないよ　どんな笑顔も逃さないよ

(なにがあってももうはなさないよあしたもきみのそばにいたいよ)

何があってももう離さないよ　明日も君のそばにいたいよ

(さびしいおもいもうさせないよひとりぼっちになんてさせないよ)

寂しい思いもうさせないよ　一人ぼっちになんてさせないよ

(きみをまもらせてくれないかぼくにまもらせてくれないか)

君を守らせてくれないか　僕に守らせてくれないか

(こえもくせもかみもしわもゆめもかこもぜつぼうさえも)

声も癖も髪もシワも　夢も過去も絶望さえも

(きみにまつわるそのすべてをひとつのこらずだきしめたいよ)

君にまつわるそのすべてを　一つ残らず抱きしめたいよ

(ぼくがきみをみのがさないよどんななみだものがさないよ)

僕が君を見逃さないよ　どんな涙も逃さないよ

(もっとふかくきみをしりたいよずっときみのとなりあるきたいよ)

もっと深く君を知りたいよ　ずっと君の隣歩きたいよ

(あいしてるもうふきださないよ)

愛してるもう吹き出さないよ

(なんてそばからふきだしそうだよ)

なんてそばから吹き出しそうだよ

(きみをまもらせてくれないかぼくにまもらせてくれないか)

君を守らせてくれないか　僕に守らせてくれないか

(ゆうがたがとけるころにめをこすってやっとおきたきみは)

夕方が溶ける頃に　目をこすってやっと起きた君は

(やっぱりおもってたとおりおきてすぐわらってみせた)

やっぱり思ってた通り　起きてすぐ笑って見せた