君の背景

(ふたりしてならんであるくときはぼくがしゃどうがわにたっていたいのに)

二人して並んで歩くときは 僕が車道側に立っていたいのに

(きがつけばいつもきみがぼくをかばうようなふぉーめーしょん)

気がつけば いつも君が僕を庇うようなフォーメーション

(にもつくらいならぼくにもたせてよとうけとろうとしてるのに)

荷物くらいなら僕に持たせてよと 受け取ろうとしてるのに

(きみとぼくとでかたほうずつをもってあるくろーてーしょん)

君と僕とで片方ずつを持って歩くローテーション

(だれかがいうようなりそうのこいびととはほどとおい)

誰かが言うような 理想の恋人とは程遠い

(どんくさいぼくなのにいっしょにいてわらっているきみをずっとみつめてる)

鈍臭い僕なのに 一緒にいて笑っている君をずっと見つめてる

(おんなじたかさでおんなじおもさであるいていけるように)

同じ高さで 同じ重さで 歩いていけるように

(きみはせのびしてあるいてるからおかしくてふたりでわらった)

君は背伸びして歩いてるから 可笑しくて二人で笑った

(ぼくもねこぜにしてあるいた)

僕も猫背にして歩いた

(わかれようこころにもないことをくちにしたことがあったろう)

「別れよう」 心にもないことを口にしたことがあったろう

(はかなげでこどくをえらんだじぷしーきどりのばかやろうさ)

儚なげで孤独を選んだジプシー気取りの馬鹿野郎さ

(きみがきずつきながらぼくといるならほかのひとをえらぶほうがいいと)

君が傷付きながら僕といるなら 他の人を選ぶ方がいいと

(なんどきみをひとりきりにさせてしまっただろう)

何度君を一人きりにさせてしまっただろう

(だいじなことはふたりがいまここにいることで)

大事なことは 二人が今ここにいることで

(ちゃんとむきあえばどんなことものりこえていけるきがしているんだ)

ちゃんと向き合えば どんなことも乗り越えていける気がしているんだ

(だきしめあえばきみがせにしたはいけいをみわたせる)

抱きしめ合えば 君が背にした背景を見渡せる

(そのはんたいがわをきみもみてたら３６０どのせかい)

その反対側を君も見てたら 360°の世界

(ふたりでみわたせるせかい)

二人で見渡せる世界

(かたほうずつのにもつをきみはずっとはなさなかった)

片方ずつの荷物を君はずっと離さなかった

(そのてをちゃんとにぎりたいからからだをよせあわせた)

その手をちゃんと握りたいから 身体を寄せ合わせた

(あいしているよあいしているよあえないときもずっと)

愛しているよ 愛しているよ 会えないときもずっと

(きみのえがおをみつけるためのひびをあるいていたい)

君の笑顔を見つけるための日々を歩いていたい

(だきしめあえばきみがせにしたはいけいをみわたせる)

抱きしめ合えば 君が背にした背景を見渡せる

(そのはんたいがわをきみもみてたら３６０どのせかい)

その反対側を君も見てたら 360°の世界

(ふたりでみわたせるせかい)

二人で見渡せる世界

(ずっとこのてをはなさない)

ずっとこの手を離さない