トコハナ

(はじめはいつだって)

初めはいつだって

(きたいをやめられない)

期待を止められない

(けれどやがてあきらめをおぼえる)

けれどやがて諦めを覚える

(いまをまもるたてをやっきょうにつめこんで)

今を守る盾を薬莢に詰め込んで

(まるくかべをきりとった)

円く壁を切り取った

(のぞけばおわりがみかえしてた)

のぞけば　終わりが見返してた

(しょうえんだんうにとびこむきみの)

硝煙弾雨に飛び込む君の

(あいじょうにはひょうじょうのないかめんがはりつく)

愛情には　表情のない仮面が貼りつく

(むくいることだけがきみをうごかすのなら)

報いることだけが君を動かすのなら

(ぼくはどうしてここにいる)

僕はどうしてここにいる

(さいごはとうとつに)

最後は唐突に

(いっしゅんでうばわれる)

一瞬で奪われる

(だれをせめてももどりはしないのに)

誰を責めても戻りはしないのに

(れんさはおわらずに)

連鎖は終わらずに

(それどころかましてく)

それどころか増してく

(じぶんじしんをおいこむぶそうにきづかない)

自分自身を追い込む武装に気づかない

(ぴえろのようだ)

ピエロの様だ

(くだけたこころをまとったきみの)

砕けた心を纏った君の

(かんじょうからかすかなこえ)

感情から微かな声

(ひきずりだしたい)

引き摺り出したい

(ほんとうはなきたくてたまらないっていうなら)

本当は泣きたくて堪らないって言うなら

(ただだまってだきしめる)

ただ黙って抱きしめる

(このよでさいこうにきれいなものはなんだかしってる)

この世で最高に綺麗なものはなんだか知ってる?

(どろのなかにいてもけっしてけがれないはなだって)

泥の中にいても決して汚れない花だって

(なぜだかぼくはおなじなまえせおってうまれて)

なぜだか僕は同じ名前背負って生まれて

(ここにいるんだ)

ここに居るんだ

(はげしいくろにつつまれたきみのあいじょうでもしんしょうでも)

激しい黒に包まれた君の哀情でも心傷でも

(ぜんぶとりこんで)

全部とりこんで

(それすらぼくのかてにしてみせるさ)

それすら僕の糧にしてみせるさ

(ｌｉｋｅａｌｏｔｕｓ)

like a lotus

(だからずっとそばにいて)

だからずっとそばにいて

(ぜんぶとりこんで)

全部とりこんで

(よどみないしろのはなでつつみこむよ)

淀みない白の花で包みこむよ

(ｌｉｋｅａｌｏｔｕｓ)

like a lotus

(だからずっとわらってて)

だからずっと笑ってて