あなたのために

(あなたのためについたうそ)

あなたのためについた嘘

(あなたのためにかえたかこ)

あなたのために変えた過去

(あなたのためにないたよる)

あなたのために泣いた夜

(あなたのためになやんだきょう)

あなたのために悩んだ今日

(あなたのためにつくったちょこ)

あなたのために作ったチョコ

(あなたのためにまったじかん)

あなたのために待った時間

(あなたのためにわらったあさ)

あなたのために笑った朝

(あなたのためにねがったあす)

あなたのために願った明日

(てをふってわかれてまるでまたこんどすぐあうみたいに)

手を振って別れて まるでまた今度すぐ会うみたいに

(かぜがつよくふくたびにじゃまくさいもの)

風が強く吹くたびに 邪魔くさいもの

(あなたのためにのばしたかみはいまではいたんでえだわかれて)

あなたのためにのばした髪は 今では傷んで枝分かれて

(こんしゅうまつきろうとおもうの)

今週末切ろうと思うの

(もうだれのものでもないわたし)

もう誰のものでもないわたし

(あなたはきっとわかってた)

あなたはきっと分かってた

(わたしのおもさにきづいてた)

わたしの重さに気づいてた

(ときどきわたしもきづいてた)

時々わたしも気づいてた

(あなたのうんざりつたわってた)

あなたのうんざり伝わってた

(うでをつかんでくびふってまるでだだをこねるこどもみたいに)

腕を掴んで首振って まるで駄々をこねる子どもみたいに

(なみだとからまってじゃまくさいもの)

涙と絡まって 邪魔くさいもの

(あなたのためにおぼえためいく)

あなたのために覚えたメイク

(いまではかれたさばくのようになみだながしてもかわいてしまう)

今では枯れた砂漠のように 涙流しても乾いてしまう

(もうだれにももとめられないわ)

もう誰にも求められないわ

(いいかげんにわすれて)

いい加減に忘れて

(はやくこのにおいにもなれたい)

早くこの匂いにも慣れたい

(きらいとなげたけいたいにはすきとしかかいてないのにな)

嫌いと投げた携帯には 好きとしか書いてないのにな

(あなたのためにのばしたかみはいまではいたんでえだわかれて)

あなたのためにのばした髪は　今では傷んで枝分かれて

(こんしゅうまつきろうとおもうの)

今週末切ろうと思うの

(もうだれのものでもないわたし)

もう誰のものでもないわたし

(もうだれのものでもないわたし)

もう誰のものでもないわたし

(あなたのためについたうそはわたしのため)

あなたのためについた嘘は わたしのため