キャッチボール

(きょうも１にちがおわる)

今日も1日が終わる

(つたえたいことばの３わりほどもつたえることできないまんま)

伝えたい言葉の3割ほども伝えること出来ないまんま

(きみとまたばいばい)

君とまたバイバイ

(ぼくのくちがいっているけど)

僕の口が言っているけど

(ぼくのきもちとはむかんけいなからぶりさんしんみたいなかいわばっかだ)

僕の気持ちとは無関係な 空振り三振みたいな会話ばっかだ

(きみもこころあたりあるかい)

君も心当たりあるかい？

(できるだけずっといっしょにいたいけど)

出来るだけずっと一緒にいたいけど

(ぼくらのいっしょうはきっとひとりずつべっこ)

僕らの一生はきっと一人ずつ別個

(じんこうみつどたかくてもこどくなこころがゆれうごくこのまちで)

人口密度高くても孤独な心が揺れ動くこの街で

(であえているだけでだいぶらっきーかもしれないなんてにやけてる)

出会えているだけでだいぶラッキーかもしれないなんてニヤけてる

(きみがいつもがんばってがんばっていることをとてもしってるよ)

君がいつもがんばって がんばっていることをとても知ってるよ

(それをさとられないためにおどけていることも)

それを悟られないためにおどけていることも

(だれかのためにないてきずついたあとのせかいいちのえがおで)

誰かのために泣いて傷ついたあとの世界一の笑顔で

(たまにはぼくのからぶりばなしにきみのほんしんほうりなげておいでよ)

たまには僕の空振り話に君の本心放り投げておいでよ

(きせいせんのむこうにぶるーしーと)

規制線の向こうにブルーシート

(へいおんなふうけいいっぺんしてふおんのかげがおおいかぶさってて)

平穏な風景一変して 不穏の影が覆いかぶさってて

(むねがざわついてたちどまる)

胸がざわついて立ち止まる

(ひがいしゃがきみじゃないようにかがいしゃもきみじゃないように)

被害者が君じゃないように 加害者も君じゃないように

(とっさにいのるりこしゅぎなほんしん)

咄嗟に祈る利己主義な本心

(だれかのかなしみしりめに)

誰かの悲しみ尻目に

(なんでかなおもいとはちがうほうへばうんどしてつかめないのがじんせいで)

なんでかな 想いとは違う方へバウンドして掴めないのが人生で

(たかくとんでったぼーるはふぇんすのむこうのいえのまどやぶってどなられる)

高く飛んでったボールはフェンスの向こうの家の窓破って怒鳴られる

(なんてことのないきょうがだいぶらっきーだったんだなーってあとあときづく)

なんてことのない今日がだいぶラッキーだったんだなーって あとあと気付く

(そしてまたおちこんでいやんなって)

そしてまた落ち込んで いやんなって

(すべてなげだしたくなるけど)

すべて投げ出したくなるけど

(つけやきばでのりこえてるようなまいにちでも)

付け焼き刃で乗り越えてるような毎日でも

(あしたはきっとなんてきやすめのことばをまだすこししんじてる)

明日はきっと なんて 気休めの言葉をまだ少し信じてる

(おなじようなこどくでもしきみもいまどこかでないているならなおさら)

同じような孤独で もし君も今どこかで泣いているなら尚更

(きみがいつもがんばってがんばっていることをとてもしってるよ)

君がいつもがんばって がんばっていることをとても知ってるよ

(それをいわれてもみとめやしないんだろうけど)

それを言われても認めやしないんだろうけど

(だれかのためにないてきずついたあとのせかいいちのえがおで)

誰かのために泣いて 傷付いたあとの世界一の笑顔で

(たまにはぼくのからぶりばなしにきみのほんしんほうりなげておいでよ)

たまには僕の空振り話に君の本心放り投げておいでよ