アンブレラ / コブクロ

(おぼえてますかこのべんちかどのすこしかけた)

覚えてますかこのベンチ　角の少し欠けた

(れもんいろがまぶしくきょうもひかってます)

レモン色がまぶしく　今日も光ってます

(てさえにぎれなかったふたりだったけど)

手さえ握れなかった　2人だったけど

(このうえならぎゅっとつよくつよく)

この上ならギュッと強く強く

(きょうおこったすべてのできごときみはぼくのこと)

今日起こった　すべての出来事　君は僕のこと

(にっきのようにまいにちはなしてくれたね)

日記のように　毎日話してくれたね

(いまもめにうかぶさいこうのきせつ)

今も目に浮かぶ最高の季節

(そしてごねんがすぎました)

そして五年が過ぎました

(きのうまちできみとおんなじかさのこをみた)

昨日街で　君と同じ傘の子を見た

(ふりかえったそのときときがとまった)

振り返ったその時　時が止まった

(きがついてちかづいてめがあってすれちがった)

気がついて近づいて　目が合ってすれ違った

(はなれてふりかえってえがおでかけよってだきあった)

離れて振り返って　笑顔でかけよって　抱き合った

(はなれてはじめてじぶんてよわいってわかって)

離れて初めて自分て　弱いってわかって

(なきそうでこらえた)

泣きそうでこらえた

(きょうはいっしょにいよう)

今日は一緒にいよう

(なつかしいめはいまもかわらずそこにあるんだ)

懐かしい目は今も変わらず　そこにあるんだ

(まゆをひそめるそのひょうじょうもゆびのしぐさも)

眉をひそめるその表情も　指のしぐさも

(おなじまんまでいてくれたんだね)

同じまんまで　いてくれたんだね

(ときのはやさにけされることなく)

時の速さに消される事なく

(だけどこころはちがうだれかにそめられていた)

だけど心は違う誰かに　染められていた

(ともだちということばのいみをしる)

友達という　言葉の意味を知る

(またねってみしらぬだれかとてをふって)

「またね」って　見知らぬ誰かと手を振って

(きえてくきみのてにぎってうばってしまいたい)

消えてく君の手握って　奪ってしまいたい

(なんてねおもってかけだしてとどまった)

なんてね思ってかけだして　とどまった

(またわれにかえってえがおでいつかまたあおうって)

また我に帰って笑顔で　「いつかまた会おう」って

(ぐうぜんのいたずらかまたそこですれちがった)

偶然のイタズラか　またそこですれ違った

(はなれてふりかえってえがおでばいばいっててをふった)

離れて振り返って　笑顔で「バイバイ」って手を振った

(はなれてはじめてじぶんでじぶんをわかって)

離れて初めて自分で自分を　わかって

(なきそうでこらえた)

泣きそうでこらえた

(きょうはゆっくりかえろう)

今日はゆっくり帰ろう