夜明け前

(つよまるあまあしをしのぐすべがなくても)

強まる雨足を　凌ぐ術がなくても

(こころもとないまますごすよるがくるしくても)

心もとないまま　過ごす夜が苦しくても

(みえないつよさをしんじて)

見えない強さを信じて

(はてなくおもえても)

果てなく思えても

(よあけまえのやみのむこう)

夜明け前の闇のむこう

(のばしたてのさきにあしたがまっている)

伸ばした手のさきに　あしたが待っている

(めをそらすこともなくたちむかうちからが)

目をそらすこともなく　立ち向かう力が

(にどとないひびをいろどるつよさのかてになっていく)

二度とない日々を　彩る強さの糧になっていく

(だからいまはひとみとじてきっとだいじょうぶ)

だからいまは瞳閉じて　きっとだいじょうぶ

(うなるかざおとにあしどりがゆらめいても)

唸る風音に　足取りが揺らめいても

(みらいがみえなくてかこにとらわれていても)

未来が見えなくて　過去に囚われていても

(そんなふうにひとはいっぽずつ)

そんな風に人は　一歩ずつ

(まえにすすんでいく)

前に進んで行く

(よあけまえのやみのむこう)

夜明け前の闇のむこう

(のばしたてのさきにあしたがまっている)

伸ばした手のさきに　あしたが待っている

(かがやけるすべをたずさえておとずれるひかりが)

輝ける術をたずさえて　訪れる光が

(てらすたびにきっとみえるはず)

照らす度にきっと　見えるはず

(いまはなみだでにじんでもおそれないで)

今は涙で滲んでも　恐れないで

(きみだからきっとだいじょうぶ)

キミだから　きっとだいじょうぶ

(いまはただゆめもみらいもとおくにみえる)

今はただ　夢も未来も遠くに見える

(いつかわらいあえるひに)

いつか笑い合える日に

(たどりつくからきっと)

辿り着くからきっと

(よあけまえのやみのむこう)

夜明け前の闇のむこう

(なにがまちうけているかさえふたしかで)

何が待ち受けているかさえ不確かで

(てをのばしてあしたをみずからつかむちからが)

手を伸ばしてあしたを自ら掴む力が

(にどとないひびをいろどるつよさのかてになっていく)

二度とない日々を　彩る強さの糧になっていく

(おそれないできみだからきっとだいじょうぶ)

恐れないで　キミだから　きっとだいじょうぶ

(きみだからきっとだいじょうぶ)

キミだから　きっとだいじょうぶ