ガラスの仮面セリフ(姫川亜弓)

(ははのようないいえわたしはははのようなじょゆうにはなりません)

母のような？いいえ私は母のような女優にはなりません

(にほんをだいひょうするじょゆうにまたせかいにつうようするじょゆうになりたいとおもっています)

日本を代表する女優に　また世界に通用する女優になりたいと思っています

(わたしはじょゆうのしごとにいっしょうをささげるけっしんです)

私は女優の仕事に一生を捧げる決心です！

(でもみてらっしゃいわたしをこえさせはしないわたしはつねにあのこのうえにたつ)

でも見てらっしゃい　私を越えさせはしない！わたしは常にあの子の上に立つ！

(まるでわたしなどもんだいにもしていないようなあのえがおこのひめかわあゆみなど)

まるで私など問題にもしていないようなあの笑顔　この姫川亜弓など

(このわたしのじつりょくのほどをおもいしりうちのめされるがいいわ)

この私の実力の程を思い知り打ちのめされるがいいわ

(わたしのあとにおなじやくをえんじることがどんなにみじめなことか)

私の後に同じ役を演じることがどんなにみじめなことか

(わたしにはかなわないのだとはっきりとわからせてあげる)

私にはかなわないのだとはっきりとわからせてあげる！

(えんげきをはじめてまだわずか１ねんのこのこがわたしとかたをならべるなんて)

演劇をはじめてまだわずか１年のこの子が私と肩を並べるなんて

(くやしいこんなきもちはうまれてはじめて)

くやしい　こんな気持ちは生まれてはじめて

(つぎにあなたとぶたいでげいをきそえるひをたのしみにしているわ)

次にあなたと舞台で芸を競える日を楽しみにしているわ

(そのときこそあなたにまけなくてよ)

そのときこそあなたに負けなくてよ

(たいしゅうをかんどうさせるのはえんぎのぎじゅつだけじゃない)

大衆を感動させるのは演技の技術だけじゃない

(かんきゃくはじぶんのかんどうにしょうじきよ)

観客は自分の感動に正直よ

(ふしぎだわあのこにはたいしゅうをひきつけるてんせいのなにかがある)

不思議だわ　あの子には大衆を惹きつける天性のなにかがある

(じぶんのいめーじとはちがうものをやってみたいのよ)

自分のイメージとは違うものを演ってみたいのよ

(どんなやくでもわたしはぜんしんぜんれいをかけてぶたいにたちたいの)

どんな役でも私は全身全霊をかけて舞台に立ちたいの

(いちおうなんてわたしはいやよわたしはとむやくとしてかんぺきでありたいのよ)

一応なんて私はいやよ　私はトム役として完璧でありたいのよ！

(わたしにはてんせいのさいのうがあるそのさいのうにくわえてじつりょくもりっぱにみにつけてみせる)

私には天性の才能がある　その才能に加えて実力も立派に身につけてみせる

(じつりょくはわたしのほうがうえなのだといつかつきかげせんせいにわからせてみせる)

実力は私の方が上なのだといつか月影先生にわからせてみせる！