モラトリアム／レミオロメン

(ちょうどぼくなんかのようにきみなんかのように)

丁度僕なんかの様に　君なんかの様に

(ふかんぜんなもんがあわさって)

不完全なもんが合わさって

(たまにかんぜんにみえるんだ)

たまに完全に見えるんだ

(でもすぐそのかくどをわすれてしまうんだ)

でもすぐその角度を忘れてしまうんだ

(ただただあめがふるようにうみがゆれるように)

只々雨が降る様に　海が揺れる様に

(やさしいきもちでいたいけど)

優しい気持ちでいたいけど

(つかれをくちにしてみたり)

疲れを口にしてみたり

(きみのやさしささえうらぎってしまうひびさ)

君の優しささえ裏切ってしまう日々さ

(そらにくもでしずかなせいかつえがいて)

空に雲で静かな生活描いて

(かぜがきまぐれにかたちかえる)

風が気まぐれに形変える

(ひろいせかいでどうやらまいご)

広い世界でどうやら迷子

(みうしなってしまうときもある)

見失ってしまう時もある

(どこでなにをまちがったかな)

何処で何を間違ったかな？

(うまくやるだけがすべてじゃない)

上手くやるだけが全てじゃない

(こころをうしなってしまったら)

心を失ってしまったら

(うちゅうにいみがないんだ)

宇宙に意味がないんだ

(やみのなかできみのなまえをさけんだ)

闇の中で君の名前を叫んだ

(たいようがひくいきどうで)

太陽が低い軌道で

(こころのこえをてらして)

心の声を照らして

(すれちがいかすれてのどがうらがえった)

擦れ違い　掠れて　喉が裏返った

(それでもぼくらちかづきたくて)

それでも僕ら近づきたくて

(たとえちきゅうのうらがわのうわべをなでるように)

たとえ地球の裏側の上辺を撫でる様に

(にぶってしまったとしても)

鈍ってしまったとしても

(ひっしでいきているのさ)

必死で生きているのさ

(それがわかるからきずついてもいとしくて)

それが分かるから　傷ついても愛しくて

(きょうのそらにさいしょのかぜをかんじたよ)

今日の空に最初の風を感じたよ

(こっきょうをこえてきたらしい)

国境を越えてきたらしい

(しんせかいでどうやらまいご)

新世界でどうやら迷子

(たちどまってしまうときもある)

立ち止まってしまう時もある

(つじつまあわせがにあわない)

辻褄合わせが似合わない

(ぼくらだからほんねではなそう)

僕らだから本音で話そう

(そのうちこころがふれあって)

そのうち心が触れ合って

(うちゅうにいみができるんだ)

宇宙に意味が出来るんだ

(やみのなかできみのすがたをさがしたたいようがひくいきどうで)

闇の中で君の姿を探した　太陽が低い軌道で

(こころのかげをてらして)

心の影を照らして

(わかりあえずまよってちずがうらがえった)

分かり合えず　迷って　地図が裏返った

(それでもぼくらさがしあって)

それでも僕ら捜し合って

(かぜがふくはれたそらうつすように)

風が吹く　晴れた空　映す様に

(まちはひかりにつつまれて)

街は光に包まれて

(かこさえもきおくさえも)

過去さえも記憶さえも

(とどかないいまのなかに)

届かない今の中に

(こいちがしんぞうからあふれだして)

濃い血が心臓から溢れ出して

(ぼくらみらいをさがすよ)

僕ら未来を探すよ

(すこしながいきすをしてみようめをひらいて)

少し長いキスをしてみよう　目を開いて

(たいようもかぜもそらもわけあうことができるんだ)

太陽も風も空も分け合う事が出来るんだ

(ねえかなしいくらいこっけいなくらいなんでもなくて)

ねえ悲しいくらい　滑稽なくらい何でもなくて

(たいようもかぜもそらもわけあうことができるんだ)

太陽も風も空も分け合う事が出来るんだ

(かけちがいかくれてときにとおまわりした)

掛け違い　隠れて　時に遠回りした

(それでもきっとあいでつながって)

それでもきっと愛で繋がって