アイカ

(やくそくやぶりのはいぐんのしょう)

約束破りの敗軍の将

(しんえんからのぞいてる)

深淵から覗いてる

(せいかくがよけりゃさいあんどこうと)

性格がよけりゃ最あんど高と

(ののしってくだしゃんせ)

罵ってくだしゃんせ

(あああああさひがのぼり)

ああああ朝日が昇り

(かかかかかげがわかれて)

かかかか影が分かれて

(ささささはきすてそうな)

ささささ掃き捨てそうな

(きみはぼくはだあれ)

君は僕はだあれ？

(はかなくてきもちいい)

儚くて気持ちいい

(ふかしぎなあいのはな)

不可思議な愛の花

(からまりあったうんめいを)

絡まり合った運命を

(ほどくこともしないで)

解くこともしないで

(いれたいさきたいはいとくかん)

入れたい咲きたい背徳感

(やっかいばっかりしょいこんで)

厄介ばっかり背負いこんで

(ねえからださわってとあほみたいにないた)

ねえ体触ってと阿呆みたいに鳴いた

(けせないぬげないざいあくかん)

消せない脱げない罪悪感

(あっというまにふくらんで)

あっという間に膨らんで

(しあわせのせかいせんははいすいこうにながれた)

幸せの世界線は排水溝に流れた

(まちがいさがしのおんあんどおん)

間違い探しのおんあんどおん

(かみさまがよけんしてる)

神様が予見してる

(じじょうもしらないばかやろうが)

事情も知らない馬鹿野郎が

(たこおどりしやしゃんせ)

タコ踊りしやしゃんせ

(いいいいいちがかわって)

いいいい位置が変わって

(ろろろろろんりがずれて)

ろろろろ論理がずれて

(ははははわらってにげた)

はははは笑って逃げた

(ふかいもりのなかへ)

深い森の中へ

(かなしくてうれしい)

悲しくて嬉しい

(ふかぎゃくなあいのうた)

不可逆な哀の歌

(かさなりあったひげきに)

重なり合った悲劇に

(こわれたりしないで)

壊れたりしないで

(せめたいだしたいこうふくかん)

責めたい出したい幸福感

(からだばっかりみたされて)

体ばっかり満たされて

(もうどうでもいいやとしろいけむりふかせた)

もうどうでもいいやと白い煙ふかせた

(みえないしらないさいてきかい)

見えない知らない最適解

(なんかいだってくりかえす)

何回だって繰り返す

(あやまちのだいしょうはあいまいにしてからせた)

過ちの代償は曖昧にして枯らせた

(ありふれたはなしのけつまつ)

ありふれた話の結末

(けっきょくだれもがうそつきじゃないか)

結局誰もが嘘つきじゃないか

(いれたいさきたいはいとくかん)

入れたい咲きたい背徳感

(やっかいばっかりしょいこんで)

厄介ばっかり背負いこんで

(ねえからださわってとあほみたいにないた)

ねえ体触ってと阿呆みたいに鳴いた

(けせないぬげないざいあくかん)

消せない脱げない罪悪感

(あっというまにふくらんで)

あっという間に膨らんで

(しあわせのせかいせんははいすいこうにながれた)

幸せの世界線は排水溝に流れた

(あわみたいにきえた)

泡みたいに消えた