blanco

(まわるらせんじょうにさまよいつづける)

廻る螺旋状に彷徨い続ける

(へいこうせんじゃないことだけがまだすくいだ)

平行線じゃないことだけがまだ救いだ

(まよなかの３じ)

真夜中の3時

(ちんもくのこえがする)

沈黙の声がする

(このままふたりはどこにいくんだろう)

このまま二人はどこにいくんだろう

(かおいろをうかがってふたり)

顔色を伺って二人

(たいとろーぷのうえ)

タイトロープの上

(ふみはずすゆうきさえもたずに)

踏み外す勇気さえ持たずに

(おどってる)

踊ってる

(かけひきはもうやめてこっちにおいでよ)

駆け引きはもうやめてこっちにおいでよ

(すなおにくちにできればそれでいいのに)

素直に口にできればそれでいいのに

(ぼくらふたりぶらんこみたいにゆれる)

僕ら二人ブランコみたいに揺れる

(まじわってははなれていくちゅうにういたおもいよ)

交わっては離れていく宙に浮いた想いよ

(すれちがいざま)

すれ違いざま

(のばすてをにぎりかえして)

伸ばす手を握り返して

(ちじょうにおりてきみのことだきしめられたらいいのに)

地上に降りて君のこと抱きしめられたらいいのに

(みえすいたうそにきづかないふりをしてる)

見えすいた嘘に気づかないふりをしてる

(きょうかいせんのないかんけいでただいたいのに)

境界線のない関係でただいたいのに

(まよなかの３じ)

真夜中の3時

(ちんもくのこえがする)

沈黙の声がする

(あのひのようにわかりあいたいのに)

あの日のように分かり合いたいのに

(ことばをうたがってふたり)

言葉を疑って二人

(ながいめいろのなか)

長い迷路の中

(いきどまりがまたぼくらをへだてる)

行き止まりがまた僕らを隔てる

(ひとりじゃぬけだせないやこっちにおいでよ)

一人じゃ抜け出せないやこっちにおいでよ

(すなおにくちにできればそれでいいのに)

素直に口にできればそれでいいのに

(ぼくらふたりぶらんこみたいにゆれる)

僕ら二人ブランコみたいに揺れる

(まじわってははなれてくちゅうにういたおもいよ)

交わっては離れてく宙に浮いた想いよ

(すれちがいざまのばすてをにぎりかえして)

すれ違いざま伸ばす手を握り返して

(ちじょうにおりてきみのことだきしめられたら)

地上に降りて君のこと抱きしめられたら

(ゆらりゆれる)

ゆらり揺れる

(どこにだってぼくらとべる)

どこにだって僕ら飛べる

(あのひこいにおちたようにかさなりあっていたいよ)

あの日恋に落ちたように重なり合っていたいよ

(たぐりよせるぼくのゆびをつなぎかえして)

手繰り寄せる僕の指を繋ぎ返して

(ちじょうにおりてきみのことだきしめられたらいいのに)

地上に降りて君のこと抱きしめられたらいいのに