タイニースクエアルーム

(ぼくのなかでわかったこと)

僕の中で解ったこと

(まめをひいてつくるこーひーは)

豆を挽いて作る珈琲は

(そのぶんのたいかがほしいってこと)

その分の対価が欲しいってこと

(つまりひとりではいみがないってこと)

つまり一人では意味がないってこと

(きょうはあしたへかわり２４＝０)

今日は明日へ変わり２４＝０

(たしざんくりあして０にかえるよ)

足し算クリアして０に帰るよ

(ぼくはどうだろうううんできていない)

僕はどうだろう？ううん出来ていない

(ああきみにあいたいなあいたいなたまらない)

ああ君に会いたいな　会いたいなたまらない

(こーひーすすってえいがみてるいまおもうな)

珈琲すすって映画見てる今思うな

(まっすぐにまっすぐにきみだけをみていた)

真っ直ぐに真っ直ぐに君だけを見ていた

(よこもうえもしたもなかみもみないで)

横も上も下も中身も見ないで

(まっすぐにまっすぐにきみだけをみていれば)

真っ直ぐに真っ直ぐに君だけを見ていれば

(わかりあってつながっているようで)

解りあって繋がっているようで

(わかりあってつながっているようで)

解りあって繋がっているようで

(ぼくのなかでわかったこと)

僕の中で解ったこと

(すきなほんやえいがのたいはんは)

好きな本や映画の大半は

(ぼくひとりのすきではないってこと)

僕一人の好きではないってこと

(つまりひとりではあじけないってこと)

つまり一人では味気ないってこと

(さんかんしおんはぼくにはなくきょうもあしたも)

三寒四温は僕にはなく　今日も明日も

(すこしもおかわりなく)

少しもお変わりなく

(こうかいあとにたたずをりあるにしっては)

後悔後に立たずをリアルに知っては

(きみのかおだけがまぶたふさぐ)

君の顔だけが瞼塞ぐ

(いまきみがおいていったてがみをながめている)

今、君が置いていった手紙を眺めている

(にじんだぶんまつばかだ)

滲んだ文末『馬鹿だ。』

(こころがさわいでいる)

心が騒いでいる

(まっすぐにまっすぐにきみだけをみつめていた)

真っ直ぐに真っ直ぐに　君だけを見つめていた

(よこもうえもしたもなかみもみないで)

横も上も下も中身も見ないで

(まっすぐにまっさきにひとついだきしめていれば)

真っ直ぐに真っ先に　一つ抱きしめていれば

(もっとちゃんとあいせたのかな)

もっとちゃんと愛せたのかな