千夜一夜VORTEX

(おきぬけのままめざすひみつきち)

起き抜けのまま　目指す秘密基地

(おはようとさよならをわかちあうために)

「おはよう」と「さよなら」を分かち合うために

(あしたがこないときづいたのなら)

明日が来ないと　気付いたのなら

(きょうのりっぷかえたこともうきづいてもいいよ)

今日のリップ変えたこと　もう気付いてもいいよ？

(ふりだしたあめはそらへとかえり)

降り出した雨は　空へと還り

(つみぶかきらくえんにくりかえすものたちはつどう)

罪深き楽園に　繰り返す者たちは集う

(みつけたはずのふたりのたからものは)

見付けたはずの二人の宝物は

(いくせいそうのときのうずへ)

幾星霜の時の渦へ

(よふけののいずひみつのあかし)

夜更けのノイズ　秘密の証

(めがさめてもまだおわらないはちがつのまちへ)

目が覚めてもまだ　終わらない八月の街へ

(おなじちゃんねるおなじりあくしょん)

同じチャンネル　同じリアクション

(げんかいはすぐそばでわたしをむしばんでた)

限界はすぐそばで　私を蝕んでた

(きざむびょうしんはひだりまわりで)

刻む秒針は　左回りで

(きづいたそのせつなならくへとさかさまにおちる)

気付いたその刹那　奈落へと逆さまに落ちる

(どろまみれのすかーとはそのまんまで)

泥まみれのスカートは　そのまんまで

(まぢかにそのよかぜをうけて)

間近にその夜風を受けて

(おわりのあいずひみつをあかし)

オワリの合図　秘密を明かし

(めをとじてもまだおわらないはちがつのやみへ)

目を閉じてもまだ　終わらない八月の闇へ

(このおもいしかもちこせないなら)

この想いしか　持ち越せないなら

(えいきゅうにここであなたのことひとりじめするの)

永久にココでアナタのこと　ひとりじめするの

(おわりをのぞむおおきなかんらんしゃと)

終わりを臨む大きな観覧車と

(せんやといちやのなつやすみ)

千夜と一夜の夏休み

(ふみだすいっぽはがらすのすあし)

踏み出す一歩は　硝子のすあし

(てをにぎっていてはなさないでいて)

手を握っていて　離さないでいて・・・

(みつけたはずのふたりのたからものは)

見付けたはずの二人の宝物は

(みはてぬよあけのそのさきへ)

見果てぬ夜明けのその先へ

(たかなるでいずこいするおとめ)

高鳴る青春(デイズ)　恋する乙女

(めをあけてもまだおわらないはちがつのそらへ)

目を開けてもまだ　終わらない八月の空へ

(ゆうげんとむげんのたびをさけべ)

有限と無限の旅を　叫べ！