線路

(このまちをきりさくせんろはむじょうにも)

この街を　切り裂く線路は　無情にも

(きみわらうかいがんにはつづかない)

君　笑う　海岸には　続かない

(だれかをにくんだままきみは)

誰かを憎んだまま　君は

(こころをかくしてゆうやみになく)

心を隠して　夕闇に泣く

(ふるいなみにつまずいて)

古い波に　つまずいて

(ひとりよるにおぼれないで)

一人　夜に溺れないで

(もったいないほどにはれたあおいあさひは)

もったいないほどに　晴れた青い朝日は

(まっさらだよめざめないのおよいでみないの)

真っさらだよ　目覚めないの　泳いでみないの

(なんにもおそくないすぎたひびなんかなみにかえして)

何にも遅くない過ぎた日々なんか　波に返して

(みらいちゅうでいちばんはやいきょうこそがすたーとさ)

未来中で一番早い　今日こそがスタートさ

(かなしくいかるでんしゃはまだとまれず)

哀しく怒る電車は　まだ止まれず

(すべてをなぎたおしていく)

すべてを　薙ぎ倒して行く

(だれかをこうげきしようとしてしゃていがい)

誰かを攻撃しようとして　射程外

(まわりもきずつけていた)

周りも　傷つけていた

(つきだしたびるちいさなはな)

突き出したビル　小さな花

(きみはなにをまもりたいの)

君は　何を守りたいの

(さびついたふえのおとがひびくえきから)

錆びついた笛の音が　響く駅から

(しゅっぱつだよやりなおそうこうげんをかけるよ)

出発だよ　やり直そう　高原を駆けるよ

(どんなことだってきけるうたえるなくことだって)

どんなことだって　聞ける　謡える　泣くことだって

(てつだえるよどんなときもかけつけてじっとして)

手伝えるよ　どんなときも　駆け付けて　じっとして

(かなしみはゆめのなかすてていけ)

哀しみは　夢の中　捨てて行け

(ためしてみないかあのそら)

試してみないか　あの空

(もったいないほどにはれたあおいよあけは)

もったいないほどに　晴れた青い夜明けは

(もうすぐだよめざめないのおよいでみないの)

もうすぐだよ　目覚めないの　泳いでみないの

(なんにもおそくないすぎたひびなんかなみにかえして)

何にも遅くない過ぎた日々なんか　波に返して

(みらいちゅうでいちばんはやいきょうこそがすたーとさ)

未来中で一番早い　今日こそがスタートさ