ラストフォトグラフ

(たいようにおわれたつきがすがたかくすあさのまどべで)

太陽に追われた月が姿隠す朝の窓辺で

(むなしさをみるくでながしこもう)

虚しさをミルクで流し込もう

(ぼくのだいきらいなひすてりっくなきみよあいしてるよ)

僕の大嫌いなヒステリックな君よ　愛してるよ

(かばんにつめこんでくればよかった)

かばんに詰め込んでくればよかった

(きせつのうつりかわりにいろあせたしゃしんのような)

季節の移り変わりに　色褪せた写真のような

(じゅわきごしきみのこえがぼくにさいごをおしえてた)

受話器越し君の声が　僕に最期を教えてた

(あいたいよいますぐきみをだきしめたいよ)

逢いたいよ　今すぐ　君を抱きしめたいよ

(ほかのだれかにそっとぬすまれないように)

他の誰かに　そっと盗まれないように

(そばにいてあげたいどんなねがいもいらない)

傍にいてあげたい　どんな願いもいらない

(えがおのまませぴあにそまるふたり)

笑顔のままセピアに染まる二人

(かれんだーのかきこみてれくさいてがみながでんわ)

カレンダーの書き込み　照れ臭い手紙　長電話

(きみのくせしぐさをまねてみる)

君のくせ　仕草をまねてみる

(さびしさかなしみだけじゃなくてはじめてがたくさん)

寂しさ　哀しみだけじゃなくて　初めてがたくさん

(そうぼくらのきょりはまちがいじゃないのに)

そう　僕らの距離は　間違いじゃないのに

(とけいのはりにきざまれたいせつなことわすれてた)

時計の針に刻まれ　大切なこと忘れてた

(こごえるきみのひとみにぼくはもううつらない)

凍える君の瞳に　僕はもう映らない

(あまくてせつなくてはかないこいのとちゅう)

甘くて　切なくて　儚い恋の途中

(きずつきこわれてくあいがここにある)

傷つき　壊れてく　愛がここにある

(おもいでをあつめてみつめるほどかなしく)

思い出を集めて　見つめるほど悲しく

(なみだのなかせぴあにそまるふたり)

涙の中セピアに染まる二人

(かめらにとじこめたなないろのおもいでたちが)

カメラに閉じ込めた七色の思い出達が

(にじにすがたをかえながらぼくにわかれをつげてゆく)

虹に姿を変えながら僕に別れを告げてゆく

(ほほえみかけるふぉとぐらふかなしくのこったふぉとぐらふ)

微笑みかけるフォトグラフ　哀しく残ったフォトグラフ

(いくどとなくかきつづったしあわせがこわれてく)

幾度となく書き綴った幸せが　壊れてく

(あまくてせつなくてはかないこいのとちゅう)

甘くて　切なくて　儚い恋の途中

(きずつきこわれてくあいがここにある)

傷つき　壊れてく　愛がここにある

(おもいでをあつめてみつめるほどかなしく)

思い出を集めて　見つめるほど悲しく

(なみだのなかせぴあにそまるふたり)

涙の中セピアに染まる二人

(あいたいよいますぐきみをだきしめたいよ)

逢いたいよ　今すぐ　君を抱きしめたいよ

(ほかのだれかにそっとぬすまれないように)

他の誰かに　そっと盗まれないように

(そばにいてあげたいどんなねがいもいらない)

傍にいてあげたい　どんな願いもいらない

(えがおのまませぴあにそまるふたり)

笑顔のままセピアに染まる二人