深淵なことば
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問題文
(ちいさきひとでありつづけなさい。じぶんをかだいひょうかしないよう、)
小さき人であり続けなさい。自分を過大評価しないよう、
(じぶんがとるにたらぬそんざいだということをわすれないように。)
自分が取るに足らぬ存在だということを忘れないように。
(どんなちいにあろうと、どんなさいのうをもっていようと、)
どんな地位にあろうと、どんな才能を持っていようと、
(たいしたことではありません。かんじんなのはただひとつ、)
大したことではありません。肝心なのはただ一つ、
(かみさまがあなたをどうひょうかなさるかということだけです。)
神様があなたをどう評価なさるかということだけです。
(じぶんじしんを、じぶんのしっぱいを、)
自分自身を、自分の失敗を、
(じぶんのむりょくさをわらえるゆーもあのせんすをわすれてはいけません。)
自分の無力さを笑えるユーモアのセンスを忘れてはいけません。
(いのりとは、あれがほしいとねがうことではなく、とおくをあこがれることである。)
祈りとは、あれが欲しいと願うことではなく、遠くをあこがれることである。
(いのりにおいては、こころのないことばよりもことばのないこころをもったほうがよい。)
祈りにおいては、心のない言葉よりも言葉のない心をもったほうがよい。
(にちじょうせいかつにおいて、あるいはかみとのかかわりにおいて、)
日常生活において、あるいは神とのかかわりにおいて、
(げんざい、さきのみえないやみのなかにおかれているひとよ。)
現在、先の見えない闇の中に置かれている人よ。
(せいじゃくをたもちなさい。やみのなかでくちをひらくのはまちがっている。)
静寂を保ちなさい。闇の中で口を開くのは間違っている。
(やみは、みみをかたむけるためのじかんなのだ。)
闇は、耳を傾けるための時間なのだ。
(ちえとはめのまえのかだいにとりくむこと。)
知恵とは目の前の課題に取り組むこと。
(こころをこめてそれにうちこむこと。そしてそこによろこびをみだすことである。)
心をこめてそれに打ち込むこと。そしてそこに喜びを見出すことである。
(せいじゃとは、あるくときにはただあるくひと、はなすときにはただはなすひと、)
聖者とは、歩くときにはただ歩く人、話すときにはただ話す人、
(ききながらゆめをみることはないし、かつどうしながらかんがえることもない。)
聞きながら夢を見ることはないし、活動しながら考えることもない。
(ねんれいはえいちをもたらす。そのひとがせいちょうしようというこころをうしなわないかぎり。)
年齢は叡智をもたらす。その人が成長しようという心を失わないかぎり。
(あなたのめのまえにあるものをよくみなさい。それこそがかみのあらわれなのだから。)
あなたの目の前にあるものをよく見なさい。それこそが神の現れなのだから。
(わたしたちはびをもとめてせかいじゅうをさまよう。)
私たちは美を求めて世界中をさまよう。
(だが、じぶんのなかにびをたずさえていないかぎり、)
だが、自分の中に美を携えていない限り、
(じぶんのそとにそれをみいだすことはできない。)
自分の外にそれを見いだすことはできない。