結局死ぬってなんなんだ/カンザキイオリ
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歌詞(問題文)
(あなたのはだにふれて)
あなたの肌に触れて
(あなたのこえでみみをうめて)
あなたの声で耳を埋めて
(さいごにはあなたのそばでしにたい)
最後にはあなたのそばで死にたい
(わたしにしかいえないことばで)
私にしか言えない言葉で
(わたしにしかわからないこえで)
私にしかわからない声で
(しらないだれかをすくいたい)
知らない誰かを救いたい
(しらないだれかをころしたい)
知らない誰かを殺したい
(あしたのてきはきょうのともで)
明日の敵は今日の友で
(ふたりでさくらをふみあらした)
二人で桜を踏み荒らした
(なんねんたってもどやがおで)
何年経ってもドヤ顔で
(ひびをむさぼりつくしてきた)
日々を貪り尽くしてきた
(それでもぼくはしんじまうのか)
それでも僕は死んじまうのか
(そのあとあなたもしんじまうのか)
そのあとあなたも死んじまうのか
(さきみえないはなのなまえが)
先見えない花の名前が
(ぼくとあなたならうれしいな)
僕とあなたなら嬉しいな
(もみじのにおいでぼくをおもいだしてくれ)
紅葉の匂いで僕を思い出してくれ
(ふゆのさむさであなたをおもいだすから)
冬の寒さであなたを思い出すから
(くらいうたをうたうときは)
暗い歌を歌うときは
(あのひのいしょをやぶりさってくれ)
あの日の遺書を破り去ってくれ
(しろいいきがとけてゆくまえに)
白い息が溶けてゆく前に
(ゆめにむかってはしりだしてくれ)
夢に向かって走り出してくれ
(どくをはくばけもののように)
毒を吐く化け物のように
(はじをさらしながら)
恥を晒しながら
(せいしゅんげきをふみたおして)
青春劇を踏み倒して
(あいをしることすらわすれて)
愛を知ることすら忘れて
(ひっしにかいたものがたりも)
必死に書いた物語も
(30ねんごはかみきれだ)
30年後は紙切れだ
(けっきょくしぬってなんなんだ)
結局死ぬってなんなんだ
(うみだしてきたこどもたちが)
生み出してきた子供たちが
(かけぬけたすがたをみてみたい)
駆け抜けた姿を見てみたい
(えいえんへはしりさっていけ)
永遠へ走り去っていけ
(いきていきていきていきて)
生きて生きて生きて生きて
(そのさまをひょうかするのが)
その様を評価するのが
(ぼくでもなくあなたでもなく)
僕でもなくあなたでもなく
(れきしだというのなら)
歴史だというのなら
(ことばにできないさびしさも)
言葉にできない寂しさも
(ひびにとけていくのなら)
日々に溶けて行くのなら
(すべてがむだじゃないか)
全てが無駄じゃないか
(けっきょくしぬってなんなんだ)
結局死ぬってなんなんだ
(おもいだせないふゆにめがかすむ)
思い出せない冬に目が霞む
(いきるいみにもまれてわらい)
生きる意味に揉まれて笑い
(それがひととしてのかちとうたう)
それが人としての価値と歌う
(そういうやつがきらいだった)
そういう奴が嫌いだった
(そういうあなたがきらいだった)
そういうあなたが嫌いだった
(けっきょくしぬってなんなんだ)
結局死ぬってなんなんだ
(もろいからだにいみをあぶりだすひびに)
脆い体に意味をあぶり出す日々に
(きゅうさいを)
救済を
(きゅうさいを)
救済を