Hug

(ひとりでなやんで　ひとりでじめつするぼくのくせ)

一人で悩んで　一人で自滅する僕の癖

(としをかさねおとなになるほど　ひどくなるみたいだ)

年を重ね大人になるほど　ひどくなるみたいだ

(うそでごまかして　うまくこころふたしてかくして)

嘘でごまかして　うまく心蓋して隠して

(なにごともないふりであるくみち　みなれたまちのなか)

何事もないフリで歩く道　見慣れた街の中

(いつもはとおりすぎる　こうえんべんちにこしかけ)

いつもは通り過ぎる　公園ベンチに腰掛け

(やけにはれたそらがめにしみるきょうだ)

やけに晴れた空が目に沁みる今日だ

(おおきめのあくびでぬりつぶそうか)

大きめのあくびで塗り潰そうか

(ごめん)

ごめん

(なにもいわずにだきしめさせてほしい)

なにも言わずに抱きしめさせてほしい

(かおもみないでだきしめて)

顔も見ないで抱きしめて

(じぶんかってだよなわかってる)

自分勝手だよな分かってる

(あともうすこしだけこのままで)

あともう少しだけこのままで

(どんなときでもきみはみかたでいて)

どんな時でも君は味方でいて

(いついつまでもそばにいて)

いついつまでもそばにいて

(きみがいてくれたのならば)

君がいてくれたのならば

(よみがえるのさ　なんどだってぼくは)

蘇るのさ　何度だって僕は

(そのうちわすれて　そのうちすすみだすぼくらまた)

そのうち忘れて　そのうち進み出す僕らまた

(もんだいはない　そういうふうにできてる)

問題はない　そういう風にできてる

(むなしいきもするけど)

虚しい気もするけど

(たしかにあのときのいたみも　かなしみもなみだもいまはない)

確かにあの時の痛みも　悲しみも涙も今はない

(だけどわすれたんじゃない　そのうえにたってる)

だけど忘れたんじゃない　その上に立ってる

(ぼくだけじゃぼくにはなれなかった)

僕だけじゃ僕にはなれなかった

(きいて)

聞いて

(なにもなくてもだきしめさせてほしい)

なにもなくても抱きしめさせてほしい

(いたいくらいにだきしめて)

痛いくらいに抱きしめて

(ありきたりだけれどいいかな)

ありきたりだけれどいいかな

(いつもありがとう　なんどだってつたえよう)

いつもありがとう　何度だって伝えよう

(いつもありがとう　なんどだっていうよ)

いつもありがとう　何度だって言うよ

(ごめん)

ごめん

(なにもいわずにいだきしめさせてほしい)

なにも言わずに抱きしめさせてほしい

(かおもみないでいだきしめて)

顔も見ないで抱きしめて

(じぶんかってだよなわかってる)

自分勝手だよな分かってる

(あともうすこしだけこのままで)

あともう少しだけこのままで

(どんなときでもきみはみかたでいて)

どんな時でも君は味方でいて

(いついつまでもそばにいて)

いついつまでもそばにいて

(きみがいてくれたのならば)

君がいてくれたのならば

(よみがえるのさ　なんどだってぼくは)

蘇るのさ　何度だって僕は

(きみがいてくれたのならば)

君がいてくれたのならば