With Triangle　その4

(おとすらとどかぬとりかごのなか)

音すら届かぬ鳥籠の中

(あぁとびたつためのはねをなくしても)

あぁ飛び立つための羽根を失くしても

(なつかしいうたをだれかにとどけるために)

懐かしい唄を誰かに届けるために

(おもいでをたぐりつむぐことば)

思い出を手繰り 紡ぐ言葉

(それでもまえへとすすんだ)

それでも前へと進んだ

(わたしとあなたがえらんだ)

私とあなたが選んだ

(みちがまじわるよう)

道が交わるよう

(なんどだってうたいつづける)

何度だって唄い続ける

(ほしふるつきよもなつのよるのゆめも)

星降る月夜も 夏の夜の夢も

(かぜまとううたげもいちめんのゆきも)

風 纏う宴も 一面の雪も

(いっぽいっぽあゆんできた)

一歩一歩 歩んできた

(このせかいのかたすみで)

この世界の片隅で

(みんながわたしたちをみつけてくれた)

皆が私たちを見つけてくれた

(いくつもくじけそうになるときがあったけど)

いくつも挫けそうになる時があったけど

(いっしょにここまできたみんながわたしをかえてくれた)

一緒にここまで来た 皆が私を変えてくれた

(へだたりはありはしないとおくてちかいきょり)

隔たりは有りはしない 遠くて近い距離

(てをのばすだけでふれあえるせかい)

手を伸ばすだけで 触れ合える世界

(せいいっぱいまえをみてすすんだみちのり)

精一杯前を見て 進んだ道のり

(なんどやりなおしてもおなじみちをあるく)

何度やり直しても同じ道を歩く

(なんどでもなんどでもおなじはなをさかす)

【何度でも 何度でも同じ花を咲かす】

(これからもわたしはひとりじゃないみんなといる)

これからも私は 一人じゃない皆といる

(たとえうたをたとえことばをかわせず)

たとえ唄を たとえ言葉を交わせず

(きえさるとしても)

消え去るとしても

(これがわたしだわたしだったんだ)

これが私だ 私だったんだ

(いつだってうたはすべてとびこえ)

いつだって 歌は全て飛び越え

(きょうかいをつきぬけてく)

境界を突き抜けてく

(まだしらぬあしたへとつづいていく)

まだ知らぬ明日へと続いていく

(わたしはまよってすすんでく)

私は迷って進んでく

(せいかいなんかないから)

正解なんか無いから

(すきなばしょへとあるいてく)

好きな場所へと歩いてく

(いままでふりかえるつきよのばんに)

今まで振り返る 月夜の晩に

(これまでのきせきすべてにちいさなはながさく)

これまでの軌跡全てに 小さな花が咲く

(いつかおとなになっておもいだしてくれたら)

いつか大人になって 思い出してくれたら

(そのときはおあいしましょう)

その時は お会いしましょう

(そのひまでさようなら)

その日まで さようなら