Innocent blue

(しずかにあけるそらのはてまで)

静かに明ける空の果てまで

(ふきぬけてゆくかぜにはこばれ)

吹き抜けてゆく風に運ばれ

(ただようじゆうをゆめみていたあのころ)

漂う自由を夢見ていたあの頃

(ひびきわたるはかなしみのこえ)

響き渡るは悲しみの声

(とぎすまされたいたみをそえて)

研ぎ澄まされた痛みを添えて

(なんのきなしにふれたひかりがいとしい)

何の気なしに触れた光が愛しい

(なにをもとめていたらいいの)

何を求めていたらいいの？

(きこえないこたえをさがした)

聞こえない返事（こたえ）を探した

(もういちどうまれたてのいのちのそなたかなでて)

もう一度　生まれたての生命（いのち）の奏鳴曲（ソナタ）奏でて

(このむねをみたせるのなら)

この胸を充たせるのなら

(とびたてきえのこるむくとせいれつなつばさで)

飛び立て　消え残る無垢（むく）と清冽（せいれつ）な翼で

(いまはるかにのぞむそらはｉｎｎｏｃｅｎｔｂｌｕｅ)

いま遥かに臨む空は　Innocent Blue

(うつろうこころはときのかがみ)

移ろう心は時間（とき）の鏡

(うつしだされてたきおくのかげ)

映し出されてた記憶の影

(ひびわれてゆくがらすのかけらがみらい)

ひび割れてゆく硝子の欠片が未来

(まっしろにそめたきぼうのはたは)

真白に染めた希望の旗は

(きづかぬうちにあおくすけてた)

気づかぬ内に蒼く透けてた

(むじひにうかびあがったもじはこうかい)

無慈悲に浮かび上がった文字は「後悔」

(どこにたどりつければいいの)

何処に辿（たど）り着ければいいの？

(さがしものさえわすれてゆく)

探し物さえ忘れてゆく

(もうにどとながせないむしんななみだのいろかで)

もう二度と　流せない無心な涙の色香（いろか）で

(ただゆれてるせつなのはなさかせて)

ただ揺れてる刹那の華　咲かせて

(いつかまたおもいえがけたらつつんで)

いつかまた思い描けたら包んで

(やさしすぎるほどのあめをあびせて)

優し過ぎるほどの雨を浴びせて

(あしたをまってたおさないひび)

明日を待ってた幼い日々

(なにもかもがきらめいていたあかつきに)

何もかもが煌（きらめ）いていた暁に

(あとほんのわずかすこしだけの)

後ほんの僅（わず）か少しだけの

(むちというなのゆうきもてたならば)

無知という名の勇気持てたならば

(もういちどうまれたてのいのちのそなたかなでて)

もう一度　生まれたての生命（いのち）の奏鳴曲（ソナタ）奏でて

(このむねをみたせるのなら)

この胸を充たせるのなら

(とびたてきえのこるむくとせいれつなつばさで)

飛び立て　消え残る無垢（むく）と清冽（せいれつ）な翼で

(いまはるかにのぞむそらはｉｎｎｏｃｅｎｔｂｌｕｅ)

いま遥かに臨む空は　Innocent Blue