針よ墜とせぬ、暮夜の息

(とうきょういっかのかんじょうせん)

東京一過の環状線

(あいしたおんなはべつものだったし)

愛した女は別物だったし

(はりをはりをおとせないでしょ)

針を針を 落とせないでしょ

(かんじょういっとのだんとうだい)

感情一途の断頭台

(ゆめみたさいしょはいっしゅんだったし)

夢見た最初は一瞬だったし

(はりをはりをおとせないや)

針を針を 落とせないや

(ちまたではやりのけいこうとう)

巷で流行りの蛍光灯

(あいしたおんなはさいこうだったし)

愛した女は最高だったし

(はりをはりをおとせないまま)

針を針を 落とせないまま

(かみさまこのからだ)

神様この体

(あらいながしたならおどれやおどれ)

洗い流したなら 踊れや踊れ

(いっぽにほさんほ)

一歩二歩三歩

(ただきっともっとずっと)

ただきっともっとずっと

(だきしめてたいのはありかな)

抱きしめてたいのはアリかな

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(のうはけっかいし)

脳は決壊し

(はいにげっこうか)

肺に月光華

(みだらめがみ)

淫ら女神

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(かいのでんどうし)

快の伝道師

(わたしたくないせかいのきょうかいせん)

渡したくない世界の境界線

(じゅんじょうおんなのふりして)

純情女のフリして

(よるにとけてもまだ)

夜に溶けてもまだ

(はりをはりをおとせないや)

針を針を 落とせないや

(しゅうでんれっしゃとでんのうがい)

終電列車と電脳街

(もてあそばれてもじょうとうだったし)

弄ばれても上等だったし

(はりをはりをおとせないまま)

針を針を 落とせないまま

(ややこしいやこのからだ)

ややこしいやこの体

(ながれゆくせかいにかごめやかごめ)

流れゆく世界にかごめやかごめ

(いっぽにほさんほ)

一歩二歩三歩

(ただきっともっとずっと)

ただきっともっとずっと

(おわりなどみえないあだばなや)

終わりなど見えない徒花や

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(のうはけっかいし)

脳は決壊し

(はいにげっこうか)

肺に月光華

(かいのでんどうし)

快の伝道師

(わたしたくないせかいのきょうかいせん)

渡したくない世界の境界線

(はだあわせて)

肌合わせて

(こえかさねて)

声重ねて

(くりかえせど)

繰り返せど

(おちぬめがみ)

落ちぬ女神

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(こいのげんそうか)

恋の幻想か

(あかしたくないみらいを)

明かしたくない未来を

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(のうはけっかいし)

脳は決壊し

(はいにげっこうか)

肺に月光華

(おどれめがみ)

踊れ女神

(あいのせんこうか)

愛の閃光か

(かいのでんどうし)

快の伝道師

(わたしたくないせかいのきょうかいせん)

渡したくない世界の境界線

(とうきょういっかのかんじょうせん)

東京一過の環状線

(あいしたおんなはべつものだったし)

愛した女は別物だったし

(はりをはりをおとせないでしょ)

針を針を 落とせないでしょ