音視との出会い
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問題文
(ときはちゅうがくせい。おんがくのじかん)
時は中学生。音楽の時間
(せんせいはいう。)
先生は言う。
(「きょうはあるこんさーとのえいぞうをみてかんそうをかきましょう」)
「今日はあるコンサートの映像を見て感想を書きましょう」
(みんなはとくになにもしなくていいとよろこび、はしゃいでいた。)
みんなは特に何もしなくていいと喜び、はしゃいでいた。
(せんせいはちゃくちゃくとえいぞうのじゅんびをはじめていく。)
先生は着々と映像の準備を始めていく。
(やがて、こんさーとがはじまった。)
やがて、コンサートが始まった。
(それは、くらしっくこんさーとだった。)
それは、クラシックコンサートだった。
(ぼくは、くらしっくのきょくがだいすきなので、)
僕は、クラシックの曲が大好きなので、
(どのきょくもしっているきょくでついついききいってしまっていた。)
どの曲も知っている曲でついつい聞き入ってしまっていた。
(そうすると、ぼくののうりにあるものがよぎった。)
そうすると、僕の脳裏にあるものがよぎった。
(それは、「いろ」だ。)
それは、「色」だ。
(そのときはのうりによぎっただけだったので、とくにきにもとめなかった。)
その時は脳裏によぎっただけだったので、特に気にも留めなかった。
(ぶじにかんそうをかきおえ、ていしゅつする。)
無事に感想を書き終え、提出する。
(やがてみんなもていしゅつをして、じゅぎょうがおわる。)
やがてみんなも提出をして、授業が終わる。
(ひるやすみになった。)
昼休みになった。
(ぼくはきょうしつへともどり、おもむろにべんとうをひらいた。)
僕は教室へと戻り、徐に弁当を開いた。
(ぼくはまわりのかいわをききたくなかったので、)
僕は周りの会話を聞きたくなかったので、
(いやほんをしておんがくをきいた。)
イヤホンをして音楽を聴いた。
(そのときはろっくがききたいきぶんだったので、)
その時はロックが利きたい気分だったので、
(ろっくをかけた。)
ロックをかけた。
(そうすると、またのうりにたくさんの)
そうすると、また脳裏にたくさんの
(「いろ」がよぎった。)
「色」がよぎった。
(いったいこれはなんなのだろう。)
いったいこれは何なのだろう。
(がっこうがおわり、いえにかえる。)
学校が終わり、家に帰る。
(きょうはヴぁいおりんのれっすんがあるひだ。)
今日はヴァイオリンのレッスンがある日だ。
(3さいのころからつづけている。)
3歳のころから続けている。
(ぼくはなれたてつきでヴぁいおりんをかまえ、)
僕は慣れた手つきでヴァイオリンを構え、
(かだいきょくをひく。)
課題曲を弾く。
(すると、ひいているさいちゅうも)
すると、弾いている最中も
(のうりにいろがよぎってくる。)
脳裏に色がよぎってくる。
(それだけではなかった。)
それだけではなかった。
(そのよぎっているいろがめのまえにあらわれはじめたのだ。)
そのよぎっている色が目の前に現れ始めたのだ。
(そのひのれっすんはぶじにおわったが、このままではいずれししょうがでる。)
その日のレッスンは無事に終わったが、このままでは何れ支障が出る。
(どうにかできないものか。)
どうにかできないものか。
(ぼくのいもうとがぴあのをならっていたので、)
僕の妹がピアノを習っていたので、
(れんしゅうしているときにきいてみた。)
練習しているときに聞いてみた。
(「なにかおとをならしてもらえるかな」)
「何か音を鳴らしてもらえるかな」
(「ぜったいおんかんなんてもってないでしょ?」)
「絶対音感なんて持ってないでしょ?」
(「いいから。」)
「いいから。」
(いもうとはふぁのおとをならした)
妹はファの音を鳴らした
(「これってもしかしてふぁのおと?」)
「これってもしかしてファの音?」
(「え、なんでわかったの!?」)
「え、なんでわかったの!?」
(たいそうびっくりしていた。)
たいそうびっくりしていた。
(そう。ぼくにはいもうとがもっているようなぜったいおんかんはない。)
そう。僕には妹が持っているような絶対音感はない。
(そのときぼくはきづいた。)
その時僕は気づいた。
(”ぼくののうりによぎるいろは、おととりんくしているんだ”)
僕の脳裏によぎる色は、音とリンクしているんだ
(ねんのためまたいもうとにきいてみた。)
念のためまた妹に聞いてみた。
(「おとにいろがついてきこえることってあったりする?」)
「音に色がついて聞こえることってあったりする?」
(「え、なにそれ。そんなことなったことないよ」)
「え、何それ。そんなことなったことないよ」
(やっぱりそうだ。)
やっぱりそうだ。
(ぼくのこののうりょくはぜったいおんかんではない。)
僕のこの能力は絶対音感ではない。
(これが、ぼくのおんしとのであいだ。)
これが、僕の音視との出会いだ。