真夏の夜の匂いがする

(まなつのよるのにおいがする)

真夏の夜の匂いがする

(えのぐのそれとおなじかおり)

絵の具のソレと同じ香り

(さまざまないろこいもおどりだす)

さまざまな色恋も踊り出す

(こんやはわたしもそのひとり)

今夜は私もその一人？

(まなつのよるのにおいがする)

真夏の夜の匂いがする

(わたしにはわかるきけんなかおり)

私には分かる危険な香り

(いろいろなもんだいもあふれだす)

いろいろな問題も溢れ出す

(こんやもきろにてあたまをひやす)

今夜も帰路にて頭を冷やす

(もっとじゆうにぐらすをかたてに)

もっと自由に グラスを片手に

(じんせいをおうかじんせいをうたおうか)

人生を謳歌 人生を歌おうか

(そんなことできたらなぁ)

「そんなことできたらなぁ」

(まなつのよるのにおいがする)

真夏の夜の匂いがする

(えらそうににらむまものがいる)

偉そうに睨む魔物がいる

(うやむやなちずでまどわされる)

有耶無耶な地図で惑わされる

(まいごのまいごのこねこになる)

迷子の迷子の子猫になる

(ああきづけばほら)

ああ 気づけばほら

(おどらされるくせになってる)

踊らされる クセになってる

(ぬけだせない)

抜け出せない

(てんごくかじごくか)

天国か 地獄か

(わからないみちをいこう)

分からない道を行こう

(ふりきってすすんでいこう)

振り切って進んで行こう

(かんたんじゃないからはまっていくんだろう)

簡単じゃないからハマっていくんだろう

(こいもかねもこのじんせいも)

恋も金も この人生も

(こんきょのないせりふにだまされたらさいご)

根拠のない台詞に騙されたら最期

(さいこうのざいほうがきっとここにあるはず)

最高の財宝がきっとここにあるはず

(ふらつくあしがふしぎとおかしないえへ)

フラつく脚が不思議とお菓子な家へ

(かいらくへとごくらくへとすいこまれていく)

快楽へと ご苦楽へと 吸い込まれていく

(ああきづけばほら)

ああ 気づけばほら

(のうみそのなかにとけていく)

脳味噌の中に溶けていく

(いとおかし)

いとおかし

(てんさいかまぎゃくか)

天才か？真逆か？

(わからないみちのひと)

分からない未知の人

(ふざけんなもうどうしよう)

ふざけんな もうどうしよう

(かんぺきなこたえがでないままいくんだろう)

完璧な答えが出ないまま行くんだろう

(あいのかちもこのにんげんも)

愛の価値も この人間も

(かといってうらぎれなかったんだ)

かと言って裏切れなかったんだ

(かもふかもなくここにたった)

可も不可もなくここに立った

(まなつのよるのにおいがさそったわたしのからだ)

真夏の夜の匂いが誘った私の身体

(いらっしゃい)

「いらっしゃい」

(ほらまたきこえた)

ほらまた聞こえた

(まなつのよるのにおいがする)

真夏の夜の匂いがする

(えのぐのそれとおなじかおり)

絵の具のソレと同じ香り

(さまざまないろこいもおどりだす)

さまざまな色恋も踊り出す

(こんやはわたしもそのひとり)

今夜は私もその一人？

(こんやはわたしもそのひとり)

今夜は私もその一人？

(こんやはわたしもそのひとり)

今夜は私もその一人？

(てんごくかじごくか)

天国か 地獄か

(わからないみちをいこう)

分からない道を行こう

(ふりきってすすんでいこう)

振り切って進んで行こう

(かんたんじゃないからはまっていくんだろう)

簡単じゃないからハマっていくんだろう

(こいもかねもこのじんせいも)

恋も金も この人生も