TEMPLATE/星街すいせい
歌詞(問題文)
(がめんのむこうのそのまたむこうで)
画面の向こうのそのまた向こうで
(はなたれたことばたち)
放たれた言葉たち
(なぐってもいたまないとうめいなこぶし)
殴っても傷まない透明な拳
(まんてんのほしのようにちらばっている)
満天の星のように散らばっている
(がらすのはへんのうえを)
ガラスの破片の上を
(はだしであるくようないたみだ)
裸足で歩くような痛みだ
(ぼくはずっとくるしかったんだ)
僕はずっと苦しかったんだ
(そうだぼくにとってせいかいなんてどうだっていい)
そうだ 僕にとって「正解」なんてどうだっていい
(このせいがただしいかまちがいかじぶんできめるから)
この生が正しいか間違いか 自分で決めるから
(そのてにかかえたたいそうなてんぷれーとはもちかえって)
その手に抱えた大層なテンプレートは持ち帰って
(かがみにうつったぼくのいろはぜんぶ)
鏡に映った僕の色は全部
(ぼくのためにあったのに)
僕のためにあったのに
(きづいたらこのてをはなれていた)
気づいたらこの手を離れていた
(なまえもかおもかくしたあのにますに)
名前も顔も隠したアノニマスに
(ぼくのなにがわかるの)
僕の何がわかるの?
(りんかくさえぼやけそうないたみを)
輪郭さえぼやけそうな痛みを
(ぼくのぜんぶとりかえさなくちゃ)
僕の全部、取り返さなくちゃ
(なんどさえぎったってうるさいほどになるのいずが)
何度遮ったって五月蠅いほどに鳴るノイズが
(すきほうだいぼくをおとしかてごらいずのおりにしばっても)
好き放題僕を貶し、カテゴライズの檻に縛っても
(このこえのしょうたいになまえをつけられるのはじぶんだけだろ)
この声の正体に名前を付けられるのは自分だけだろ?
(もうぼくはいのらない)
もう僕は祈らない
(このまちのずじょうをふりそそいだじあいを)
この街の頭上を、降り注いだ慈愛を
(あおぎはしない)
仰ぎはしない
(ぼくのこのいたみもすがたかたちも)
僕のこの痛みも姿形も
(だれにきめられることもない)
誰に決められることもない
(そうだぼくにとってせいかいなんてどうだっていい)
そうだ 僕にとって「正解」なんてどうだっていい
(このせいがただしいかまちがいかじぶんできめるから)
この生が正しいか間違いか 自分で決めるから
(あのいっとうせいのかがやきにも)
あの一等星の輝きにも
(こうふくがはびこるりそうきょうにも)
幸福が蔓延る理想郷にも
(とどかなくたってかまわない)
届かなくたって構わない
(ぼくいがいなにもいらない)
僕以外、何も要らない