花咲く君の滑走路/文藝天国
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歌詞(問題文)
(ひるのかいがんをみおろして)
昼の海岸を見下ろして
(きみとかいだんをのぼるまち)
君と階段を登る街
(あつさだってわすれてしまったよ)
暑さだって忘れてしまったよ。
(あせのかいたろじをよこめに)
汗のかいた路地を横目に、
(きみのりゅっくをめでおいかける)
君のリュックを目で追いかける。
(ぼくはたいきにこいしてるさかなみたいだ)
僕は大気に恋してる魚みたいだ。
(きょうをくだいてなんどもかんで)
今日を砕いて、何度も噛んで、
(あじがしなくなった)
味がしなくなった。
(りょうをふやしてなきやめるなら)
量を増やして泣き止めるなら。
(はるいろめいてちりぢになつ)
春色めいて散りゞに夏
(あきのまどいにふりむけばふゆ)
秋の円居に振り向けば冬
(きみをもしてひをともした)
君を模して火を灯した。
(いまはばたいていく)
今羽ばたいていく。
(なみだのかけらなびかすからだ)
涙の欠片、なびかす身体
(ひかりのそくどにおいついていく)
光の速度に追いついていく。
(きみのひこうきのよこにつけるよ)
君の飛行機の横につけるよ。
(ここからとばしていく)
ここから飛ばしていく。
(ぼくはまるできせつをぷろぐらむするえんじにあ)
僕はまるで季節をプログラムするエンジニア
(このいきぐるしさなんてわからないよなてんしには)
この息苦しさなんてわからないよな天使には。
(はんたいのほーむきみははんたいのほうへ)
反対のホーム、君は反対の方へ。
(まちはくれてきみがくれたゆめが)
街は暮れて、君がくれた夢が
(いつまでもむげんだから)
何時までも無限だから、
(きょうもいつもどおり)
今日も何時も通り
(そうまとうのようにすぎるひびだろうと)
走馬灯の様に過ぎる日々だろうと、
(このひかりがきえぬよう)
この光が消えぬよう
(ずっとまもってきた)
ずっと守ってきた。
(あたりまえだなくさないよ)
当たり前だ。無くさないよ、
(あのひのてがみにふれ)
あの日の手紙に触れ、
(はるのそらにかがやいためがみにむけ)
春の空に輝いた女神に向け。
(かがみにかげりかたむくかたに)
鏡に翳り、傾く肩に
(さくはなさかずさりゆくさまも)
咲く花、咲かず去りゆく様も
(きみをもしてひをともした)
君を模して、火を灯した。
(まだかがやいている)
まだ輝いている。
(きみにもらったことばをまとい)
君に貰った言葉を纏い
(いたみもごかんのまほうじんは)
痛みも五感の魔法陣は、
(きみのすてーじにしょうかするよ)
君のステージに昇華するよ!
(ここからとばしていく)
ここから飛ばしていく。
(ひるのかいさつはきみがてをふる)
昼の改札は、君が手を振る。
(ゆめののこりかはきっときえない)
夢の残り香はきっと消えない。
(いえないきずをそででかくす)
癒えない傷を袖で隠す。
(きみならきっとまよわぬはずだ)
君ならきっと迷わぬはずだ。
(せつなのかじつに)
刹那の果実に
(かわるさつたばをもやして)
替わる札束を燃やして、
(ちずをかいた)
地図を書いた。
(まだとべるってこと)
まだ飛べるってこと!
(せいかつをとめたらみみをすませ)
生活をとめたら、耳を澄ませ、
(そらにむけあんてなをはってよ)
宇宙に向けアンテナを張ってよ。
(じつづきのてんごくみずをまくよ)
地続きの天国、水を撒くよ。
(ここからさかせていく)
ここから咲かせていく。