ワンルーム

(ただいまおかえりもない)

ただいま　おかえりもない

(すこしきゅうくつなぼくのへや)

少し窮屈な　僕の部屋

(むかえてくれるのはいつも)

迎えてくれるのはいつも

(そうまっくらなわんるーむ)

そう　真っ暗なワンルーム

(とりあえずてれびつけて)

とりあえずテレビつけて

(くずれたかみをほどいて)

崩れた髪を解いて

(かがみのむこうのじぶんに)

鏡の向こうの自分に

(きょうもおつかれさま)

今日もお疲れ様

(ありふれたよるに)

ありふれた夜に

(かえりたくなるばしょがある)

帰りたくなる場所がある

(あたたかいあたたかい)

あたたかい　あたたかい

(みんなのいるばしょ)

みんなのいる場所

(ごはんをつくるおとなまえをよぶこえ)

ご飯を作る音　名前を呼ぶ声

(ｍｙｈｏｍｅｍｙｈｏｍｅａｈ)

My home my home ah

(まどべにおかれたかびん)

窓辺に　置かれた花瓶

(いまもまだずっとからっぽのまんま)

今もまだずっと　空っぽのまんま

(ごめんねたにんごとみたいに)

ごめんね　他人事みたいに

(ねえわかってるいまのぼくだ)

ねえ　わかってる　今の僕だ

(おなかはすいたけど)

お腹は空いたけど

(なんにもしたくなくて)

何にもしたくなくて

(このままねむってしまえば)

このまま眠ってしまえば

(なんとかなるだいじょうぶ)

なんとかなる　大丈夫

(ありふれたよるに)

ありふれた夜に

(かえりたくなるばしょがある)

帰りたくなる場所がある

(やさしくてたのしい)

優しくて　楽しい

(えがおのあるばしょ)

笑顔のある場所

(たきたてのごはんとにくじゃがのにおい)

炊きたてのご飯と　肉じゃがの匂い

(ｍｙｈｏｍｅｍｙｈｏｍｅ)

My home my home

(なきじゃくったあととどかないこえ)

泣きじゃくった後　届かない声

(だきしめてむりやりめをとじて)

抱きしめて　無理やり目を閉じて

(またあさやけまつ)

また朝焼け待つ

(ねむれないよるに)

眠れない夜に

(ふとおもいだすばしょがある)

ふと思い出す場所がある

(あたたかいあたたかい)

あたたかい　あたたかい

(みんなのいるばしょ)

みんなのいる場所

(ごはんをつくるおとなまえをよぶこえ)

ご飯を作る音　名前を呼ぶ声

(ｍｙｈｏｍｅｍｙｈｏｍｅａｈ)

My home my home ah