登校拒否/初音ミク

(ごぜんろくじあらーむがなった)

午前六時　アラームが鳴った

(にどねしたいきもちをふりきって)

二度寝したい気持ちを振り切って

(だるいからだをひきずって)

怠い体を引きずって

(てばやにみじたくをすます)

手早に身支度を済ます

(ごぜんしちじでんしゃにとびのり)

午前七時　電車に飛び乗り

(おもいぎたーときょうかしょがつまった)

重いギターと教科書が詰まった

(りゅっくにつぶされて)

リュックに潰されて

(いちにちがはじまる)

一日が始まる

(なかがいいともだちができて)

仲がいい友達ができて

(そこそこのせいせきをとって)

そこそこの成績を取って

(ぶかつでせんせいのきたいにこたえて)

部活で先生の期待に応えて

(そしてたえられなくなったんだ)

そして耐えられなくなったんだ

(じぶんががんばるたびにさ)

自分が頑張る度にさ

(だれかをきずつけることに)

誰かを傷つけることに

(がっこうがきらいできらいできらいできらいでしょうがないんだ)

学校が 嫌いで　嫌いで　嫌いで　嫌いでしょうがないんだ

(もうなにもかもをぜんぶすてたかった)

もう何もかもを全部捨てたかった

(じゅぎょうかだいほうかごぶかついじめがはびこるきょうしつで)

授業　課題　放課後　部活　いじめが蔓延る教室で

(へいわをねがわされた)

平和を願わされた

(ごぜんろくじあらーむがなった)

午前六時　アラームが鳴った

(でもおきあがることはできずに)

でも起き上がることはできずに

(はらのひどいいたみにいきすらも)

腹の酷い痛みに息すらも

(まともにできない)

まともにできない

(ごぜんしちじでんしゃにとびのる)

午前七時　電車に飛び乗る

(ことはできるはずもなくぼくは)

ことはできるはずもなく僕は

(へやのすみでひとりうずくまっていた)

部屋の隅で一人蹲っていた

(わるぐちはこみゅにけーしょんつーる)

悪口はコミュニケーションツール

(いじめられているこをみすてるくせに)

いじめられている子を見捨てる癖に

(なにがみんななかよくだ)

何がみんな仲良くだ

(なにがせかいへいわだ)

何が世界平和だ

(まじめにいきるほどばかにされて)

真面目に生きるほど馬鹿にされて

(まじめにがんばるほどわらわれて)

真面目に頑張るほど笑われて

(うしろゆびをさされてばっか)

後ろ指をさされてばっか

(せいぎがなんだっていうんだ)

正義がなんだって言うんだ

(かーすとにしはいされている)

カーストに支配されている

(かわりたいというかわらないがんぼうを)

変わりたいという変わらない願望を

(ぜんぶすてさって)

全部捨て去って

(やすみたいにげたいきえたいしにたい)

休みたい　逃げたい　消えたい　死にたい

(こんなにつらいことしかないのなら)

こんなに辛いことしかないのなら

(もうにどとがっこうなんていきたくないんだ)

もう二度と学校なんて　行きたくないんだ

(ほんとうはじぶんがよわくて)

本当は自分が弱くて

(にげてるだけってわかりきってんだ)

逃げてるだけってわかりきってんだ

(もうげんじつみるのがいやになって)

もう現実見るのが嫌になって

(きずつけあうのがこわい)

傷つけ合うのが怖い

(きずつけられることがこわいよ)

傷つけられることが　怖いよ

(がっこうがきらいできらいできらいできらいでしょうがないんだ)

学校が 嫌いで　嫌いで　嫌いで　嫌いでしょうがないんだ

(もうなにもかもをぜんぶこわしたかった)

もう何もかもを全部壊したかった

(みらいきぼうあすきみじぶん)

未来　希望　明日　君　自分

(せおえずくずれたひびがずっとなきさけんでいた)

背負えず崩れた日々が　ずっと泣き叫んでいた