Trash Day

(さぁなにからはじめようか)

さぁ何からはじめようか

(あたらしいせかいで)

新しい世界で

(ゆめからさめたようだ)

夢から覚めたようだ

(くだらないゆめだった)

くだらない夢だった

(なにかわすれかけたんだ)

何か忘れかけたんだ

(やっとおもいだした)

やっと思い出した

(これがぼくのすべてだ)

これが僕の全てだ

(そんなことはけしてなかったようだ)

そんなことは決してなかったようだ

(そうぞうのせかいは)

想像の世界は

(いまよりもちいさかった)

現実よりも小さかった

(あてがほかにないから)

あてが他にないから

(すがっていただけだった)

縋っていただけだった

(いつのまにわすれかけてたんだ)

いつの間に忘れかけてたんだ

(おもいだせてよかった)

思い出せてよかった

(ぼくはぼくでしかなかった)

僕は僕でしかなかった

(なつのそらがすきだった)

夏の空が好きだった

(なにもうしなってなかった)

何も失ってなかった

(いらぬおもいがましただけだった)

要らぬ思いが増しただけだった

(そうおわらせてしまうことが)

そう終わらせてしまうことが

(ぼくにはらくだった)

僕には楽だった

(ことばにしたくなかった)

言葉にしたくなかった

(きみにあえてよかった)

君に会えてよかった

(どこまでがほんねなのかも)

どこまでが本音なのかも

(もうわかんなくてよかったんだって)

もうわかんなくてよかったんだって

(そのあいだおもいだを)

その愛だ想いだを

(きらいになって)

嫌いになって

(すてさったおもいは)

捨て去った想いは

(かぜになった)

風になった

(かなしくはないさ)

悲しくはないさ

(それはないが)

それはないが

(でもあんがいどっか)

でも案外どっか

(きらくになっていい)

気楽になっていい

(いまはいい)

今はいい