さよならのうた

(きみがまだおぼえてるなら)

君がまだ おぼえてるなら

(むかしのうたをうたってあげる)

昔のうたを うたってあげる

(きみがまたいつかまたおもいだせたらきっと)

君がまた いつかまた 思い出せたら きっと

(みらいにうたをとどけてあげる)

未来にうたを届けてあげる

(ゆめをみてるまに)

夢をみてる間に

(ときはすぎた)

時は過ぎた

(すべてのことを)

すべてのことを

(つたえきれないまま)

伝えきれないまま

(ぼくはまだおぼえてるから)

ぼくはまだ おぼえてるから

(とどかなくてもうたいつづける)

届かなくても うたい続ける

(きみがもういまはもうあるきはじめてきっと)

君がもう 今はもう 歩きはじめてきっと

(どこかでゆめをみつけていても)

何処かで 夢を見つけていても

(すぎさったひびは)

過ぎ去った日々は

(もどらなくて)

戻らなくて

(きおくのすみに)

記憶の隅に

(とりのこされたまま)

取り残されたまま

(このこえはとどいてるかな)

この声は 届いてるかな

(ぼくらはずっとここにいるんだ)

ぼくらはずっと ここにいるんだ

(いつかぼくらはさよならをいう)

いつかぼくらは さよならを言う

(たのしいゆめだったねとわらえるかなわらいたいな)

楽しい夢だったねと 笑えるかな 笑いたいな

(さよならさえもいえないのなら)

さよならさえも 言えないのなら

(いまそのぶんのおもいをこめてとどけるよきみに)

今そのぶんの思いをこめて 届けるよ 君に

(なくしたものだけがえいえんだというのなら)

失くしたものだけが 永遠だと言うのなら

(きえることのないこのかんじょうはなんだろう)

消えることのない この感情はなんだろう

(つなぎとめていたうそもきえた)

つなぎとめていた 嘘も消えた

(のこりのうそでやくそくをしようよぼくと)

残りの嘘で 約束をしようよ ぼくと

(いつかはきみもわすれるのかな)

いつかは君も 忘れるのかな

(さびしいゆめをみたねとおもうのかなおもうかもなぁ)

さびしい夢をみたねと 思うのかな 思うかもなぁ...

(だからぼくらはさよならをいう)

だからぼくらは さよならを言う

(どんなみらいだとしてもこのうたをのこそう)

どんな未来だとしても このうたを残そう

(そしてもういちどわらいあえたら)

そしてもう一度 笑いあえたら

(きっとこのゆめのつづきをそえてうたうから)

きっとこの夢の続きを 添えて うたうから

(このうたをおもいだすたび)

このうたを 思い出すたび

(たのしいうたとおもえるように)

楽しいうたと 思えるように

(あのひのきみにもどれるように)

あの日の君に戻れるように