水槽

(うそのようなへいわゆがんだはこにわのあんねい)

嘘の様な平和歪んだ箱庭の安寧

(しんぱいしないでぼくらはきっとちがうから)

心配しないで僕らはきっと違うから

(たいくつなえいがだまったひとびとのかんせい)

退屈な映画黙った人々の感性

(さくやみたゆめはねおんとるりいろのすいそう)

昨夜見た夢はネオンと瑠璃色の水槽

(くらりくらまばうほどうつくしいみずのなか)

くらりくら目眩う程美しい水の中

(つむがれるきらめきをきみとつないでいたい)

紡がれる煌めきを君と繋いでいたい

(おどりだすせいめいはとんではじけるあわのよう)

踊りだす生命は飛んで弾ける泡の様

(かぎりあるせかいでぼくらなにができるだろう)

限り有る世界で僕ら何が出来るだろう

(あおいよるてらしたつきはみなもにゆれる)

青い夜照らした月は水面に揺れる

(あかいいとむすんださきはなにもなく)

赤い糸結んだ先は何も無く

(すらりすらすりぬけてほのぐらいみずのそこ)

すらりすらすり抜けて仄暗い水の底

(ひのめみるかいらくにきみとおぼれていたい)

日の目見る快楽に君と溺れていたい

(めぐりくるうんめいはひいてはよせるなみのよう)

巡り来る運命は引いては寄せる波の様

(とざされたせかいでぼくらどこへいけるだろう)

閉ざされた世界で僕ら何処へ行けるだろう

(みずのなよ)

水の名よ

(はれたひにもやめるときもきみとのこいも)

晴れた日にも辞める時も君との恋も

(ほころびそうなかんじょうもなにもかもをしずめて)

綻びそうな感情も何もかもを沈めて

(おどりだすせいめいはとんではじけるあわのよう)

踊り出す生命は飛んで弾ける泡の様

(かぎりあるせかいでぼくらなにができるの)

限り有る世界で僕ら何が出来るの

(めぐりくるうんめいはひいてはよせるなみのよう)

巡り来る運命は引いては寄せる波の様

(とざされたせかいでぼくらどこへいけるだろう)

閉ざされた世界で僕ら何処へ行けるだろう

(うそのようなへいわゆがんだはこにわのあんねい)

嘘の様な平和歪んだ箱庭の安寧

(なにもいわないでぼくらはきっとちがうから)

何も言わないで僕らはきっと違うから