とんだばけもの

(ねぇかみさまあなたはどうして)

ねぇ神様 あなたはどうして

(せかいをしったきでいるの)

世界を知った気でいるの

(わたしのことだって)

私のことだって

(ろくにしらないくせにさあぁ)

ろくに知らないくせにさ あぁ

(ねぇかみさまあなたはどうして)

ねぇ神様 あなたはどうして

(かなしみひとつもないのにさ)

悲しみ一つもないのにさ

(よりそうふりをして)

寄り添うふりをして

(わたしのてをとるのあぁ)

私の手を取るの あぁ

(ねぇかみさまいのりをきいて)

ねぇ神様 祈りを聴いて

(わたしになにをもたらすの)

私に何をもたらすの

(あいしたひともせんげつここをでていったあぁ)

愛した人も先月ここを出て行った あぁ

(ねぇかみさまいたみをしって)

ねぇ神様 痛みを知って

(むだにつよくなるこころなど)

無駄に強くなる心など

(わたしはいらないからしあわせだけつれてきてねぇ)

私はいらないから幸せだけ連れてきて ねぇ

(あぁだんだんせかいがかわる)

あぁ段々世界が変わる

(わたしにふさわしいかたちになって)

私にふさわしい形になって

(あぁだんだんわたしもかわる)

あぁ段々私も変わる

(このくだらないほんをとじて)

このくだらない本を閉じて

(もういいかいもういいよ)

もういいかい もういいよ

(わたしはわたしのためいきるんだ)

私は私の為 生きるんだ

(のばしたこのてはやみをさくきぼうだ)

伸ばした この手は闇を裂く希望だ

(いくらぶかっこうだっていいよ)

いくら不恰好だっていいよ

(さだめにつばはきすててやろうよ)

定めに唾吐き捨ててやろうよ

(みようとしなかったみらいはすぐそこだ)

見ようとしなかった未来は すぐそこだ

(あぁねむれないよるだ)

あぁ眠れない 夜だ

(あぁさわがしいあさだ)

あぁ騒がしい 朝だ

(ねぇあなたはわたしのことを)

ねぇあなたは 私のことを

(なんでもできるとおもったかい)

なんでも出来ると思ったかい

(そんなにきようにはいきることができないやあぁ)

そんなに器用には生きることが出来ないや あぁ

(ねぇあなたもわたしとおなじ)

ねぇあなたも 私と同じ

(こどくにおびえているだけだ)

孤独に怯えているだけだ

(だからなおのことわたしといればいいのに)

だから尚のこと私と いればいい のに

(もういいかい)

もういいかい

(もういいかいもういいよ)

もういいかい もういいよ

(あなたはあなたのためいきるんだ)

あなたはあなたの為生きるんだ

(のばしたそのてはかぎになるりそうだ)

伸ばした その手は鍵になる理想だ

(いくらふぞろいだっていいよ)

いくら不揃いだっていいよ

(せかいにばせいあびせてやろうよ)

世界に罵声浴びせてやろうよ

(いつかのわすれてたみらいはもうここだ)

いつかの忘れてた未来は もうここだ

(これではれてばけものだ)

これで晴れてばけものだ

(りそうくらうばけものだ)

理想喰らうばけものだ

(うつくしきばけものだ)

美しきばけものだ