童心少女と大人世界
|「つまらない」「くだらない」は 心の中の「少年」を 「乙女」を 腐らせる
『家出少年と迷子少女』を初めとする「星ノ少女ト幻奏楽土」シリーズ <03>。
イラスト・絵コンテ syuri22氏。歌詞補佐に GAiA氏。
(初音ミクWiki参照一部抜粋)
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歌詞(問題文)
(「そのまちはいいつづけた「ふこうをさよなら」」)
ρ「その街は 言い続けた 『不幸ヲ サヨナラ』」
(「それがただしいかどうかじしんすらわかっていなかったけれど」)
λ「それが正しいかどうか自身すら わかっていなかったけれど」
(ゆめをもちかなえることをすいしょうされたこどものころは)
目標(ゆめ)を持ち 適えることを 推奨された コドモの頃は
(おとなになればきらりかがやくみらいがくるとしんじてたけど)
オトナになれば キラリ輝く 未来がくると信じてたけど
(げんじつはたえがたいほどのりふじんをおしつけられて)
現実は 耐え難いほどの 理不尽を押し付けられて
(いつしかそれがおとななのだとじゅもんのようにじぶんにいいきかせる)
いつしか それが オトナなのだと 呪文のように 自分に言い聞かせる
(たしかにできることもすこしずつふえたし)
確かに できることも少しずつ 増えたし
(ほしいものもだいたいてにはいるようになった)
欲しいモノも大体 手に入るようになった
(でもわたしがほんとうにのぞんだもののかたちはこんなものだったっけ)
でも ワタシが本当に望んだモノの カタチは こんなものだったっけ
(ああだいきらいせいちょうするたびたのしいことどんどんへってく)
ああ 大嫌い 成長するたび 楽しいことどんどん減ってく
(このせかいはおわることのないばつげーむのよう)
このセカイは 終わることの無い罰ゲームのよう
(ああくだらないあれもこれもだめとしばりつけて)
ああ くだらない あれも これも ダメと縛りつけて
(ねがてぃぶなほうへときんとうにするあしのひっぱりあい)
ネガティブな方へと均等にする 足の引っ張り合い
(すりきれたこころにささやくのすたるじぃ)
摺り切れた 心にささやくノスタルジィ
(せめてゆめのなかだけでもずっとこどもでいられたらいいのにね)
せめて 夢の中だけでも ずっと子供でいられたらいいのにね
(ーーーあなたのあなたたちのそのふこうにさよならーーー)
――― 貴女ノ 貴方タチノ ソノ 不幸ニ サヨナラ ―――
(「まちはしょうじょたちからふこうなきおくをとりさりました」)
λ「街は 少女たちから 不幸な記憶を取り去りました」
(「ぜつぼうとかなしみがかのじょじしんをこわしてしまわぬように」)
ρ「絶望と哀しみが 彼女自身を壊してしまわぬように」
(「こうしてかのじょはおとなのせかいをわすれ」)
λ「こうして彼女は オトナの世界を忘れ」
(「たましいはまちのひかりにみちびかれるまま」)
ρ「精神(たましい)は 街の光に導かれるまま」
(「「ち」にうがたれたふかい”あな”をとおりぬけたさき」)
λ「『現実(ち)』に穿たれた 深い"アナ"を通り抜けた先」
(「こどもだけの「せかい」にてあらたなうつわをてにいれました」)
ρ「子供だけの『共有夢(セカイ)』にて新たな器を手に入れました」
(ちつじょれべる0.0・・・)
<<秩序レベル0.0…>>
(めさますそこにわなにもなくて)
め さます そこにわ なにもなくて
(わたしたちとりあえずかけっこした)
わたしたち とりあえず かけっこ した
(ちつじょれべる1)
秩序レベル1
(しばらくしてかけっこもおにごっこもあきてきたので)
しばらく して かけっこも おにごっこも あきて きた ので
(おほしさまにとりあえずおねがいごとをしたよ)
お☆ さま に とりあえず おねがいごと を した よ
(「あたらしいあそびをわたしたちにください」)
「あたらしいあそびを わたしたちにください」
(ちつじょれべる2)
<<秩序レベル2>>
(よくじつからおそらにぽっかりおうきな”あな”があきました)
よくじつ から おそらに ぽっかり おうきな "アナ" が あきました
(そこからふる”がらくた”にわたしたちわむちゅーになりました)
そこから ふる "ガラクタ" に わたしたちわ むちゅー になりました
(ちつじょれべる10)
秩序レベル10
(”がらくた”たちゆーこーかつよーひみつきちをつくります)
"ガラクタ" たち ゆーこーかつよー ヒミツキチを 作ります
(わたしたちのたからものみんなえがおになりますように)
わたしたちの たからもの みんな えがおになりますように
(もっともっとみんなとたのしくすごせるばしょがほしいと)
もっともっと みんなと 楽しくすごせる 場所が ほしいと
(たくさんのざいりょうでひみつきちをひろげていきました)
たくさん の ざいりょう で ヒミツキチ を ひろげていきました
(ちつじょれべる20)
<<秩序レベル20>>
(いつのまにかひみつきちはちょっとしたまちになっていました)
いつの間にか ヒミツキチは ちょっとした まちになっていました
(わたしたちはよろこびたたえあい”らくえんとし”となづけました)
ワタシたちは よろこび たたえあい "らくえん とし" と 名づけました
(「としはみるみるはってんとかくだいをくりかえし」)
λ「都市はみるみる 発展と拡大を繰り返し」
(「それにつれて」)
ρ&λ「それにつれて」
(「”あな”からふるがらくたはしげきてきなものになっていきました」)
ρ「"アナ"から降るガラクタは 刺激的なモノになって行きました」
(ちつじょれべる30)
<<秩序レベル30>>
(おさえられないこうきしんてにおえないものであそびました)
抑えられない好奇心 手に負えないモノで遊びました
(ぴすとるでんしゃほうだいろけっとちょっときけんなかおり)
ピストル 電車 砲台 ロケット ちょっと危険な香り
(うっかりさんなふちゅういでだれかがすこししにました)
うっかりさんな不注意で 誰かが少し死にました
(わたしたちはひどくかなしみそしておののきました)
ワタシたちは ひどく悲しみ そして おののきました
(”しっぱい”はわたしたちにきょうくんをのこしました)
"死(しっぱい)" は ワタシたちに 教訓を残しました
(ちつじょれべる40)
<<秩序レベル40>>
(”がらくた”たちにまじっていた”ほん”で”ちえ”をつけました)
"ガラクタ"たちに 混じっていた "本" で "知恵"を つけました
(かれらの”ぎせい”むだにしないためにわたしたちはがんばります)
彼らの "死(ぎせい)"無駄にしない ために ワタシたちは がんばります
(ちつじょれべる50)
<<秩序レベル50>>
(このままではいけないとやってはだめなこときめました)
このままではいけないと やってはダメなこと決めました
(やくそくをやぶったひとにはこわ~いばつをあたえます)
約束をやぶったヒトには こわ~い罰を与えます
(ちつじょれべる60)
<<秩序レベル60>>
(ちょっとぎすぎすしてきたのであそぶひとをかぎりやくわりをあたえ)
ちょっとギスギスしてきたので 遊ぶヒトを限り 役割を与え
(じかんもばしょもやくわりにおうじてせいげんですなかまわれなんてもってのほか)
時間も場所も 役割に応じて制限です 仲間割れなんてもってのほか
(「いやだ!もっとあそびたい!」)
「いやだ!もっと遊びたい!」
(「あそびのじかんはおわりださ、こうたいだ」)
「遊びの時間は終わりだ さ、交代だ」
(「わたしはこんなことがやりたいわけじゃないのに・・・」)
「私はこんなことがやりたいわけじゃないのに…」
(「どうしてすきなことだけをやってちゃいけないの?」)
「どうして好きなことだけをやってちゃいけないの?」
(「くるしいことにたえるのはしみんのぎむだよ」)
「苦しいことに耐えるのは 市民の義務だよ」
(「どうしてじゆうにあそんじゃだめなんだよ!」)
「どうして自由に遊んじゃダメなんだよ!」
(「るーるをまもらないなら、あそびはきんし!!」)
「ルールを守らないなら、遊びは禁止!!」
(「もう、こんなのいやだよぉ!」)
「もう、こんなのいやだよぉ!」
(ちつじょれべる96)
<<秩序レベル96>>
(がちりとしたちつじょができあがりました)
ガチリとした秩序ができあがりました
(たしかにこのまちはとてもへいわ(?)になったけど)
確かに この街は とても平和(?)になったけど
(あそんでいたはずのわたしたちはちっともたのしくなくなりました)
遊んでいたはずの ワタシたちは ちっとも楽しくなくなりました
(ちつじょれべる99)
<<秩序レベル99>>
(ここのところなにをやってもつまらないよ)
ここのところ 何をやっても つまらないよ
(こんなかんかくむかしどこかでけいけんしたような・・・・・・)
こんな感覚 昔どこかで 経験したような……
(”あな”をよくよくのぞいてみると”もと”いたせかいとつながっていた)
"アナ"を よくよく 覗いてみると "元"居たセカイと 繋がっていた
(そこでわたしはすべて”おもいだす”)
そこで ワタシは すべて "思い出す"
(それは”いま”ばしょと)
それは "今"の この楽園都市(ばしょ) と
(とてもよくにてつまらなそうで)
とても よく似て つまらなそうで
(おとなたちはのぞんでつまらないせかいきずいたわけじゃなかったんだ)
オトナたちは 望んで つまらない セカイ 築いたわけじゃ なかったんだ
(ああおもいだすせいちょうするたびたのしいことどんどんへってく)
ああ 思い出す 成長するたび 楽しいことどんどん 減ってく
(ああおもいだすあれもこれもだめとしばりつけて)
ああ 思い出す あれも これも ダメと縛りつけて
(このせかいはおわることのないばつげーむのよう)
このセカイは 終わることの無い罰ゲームのよう
(ねがてぃぶなほうへときんとうにするあしのひっぱりあい)
ネガティブな方へと 均等にする足の引っ張り合い
(ああこいしいよたとえそれがゆめまぼろしだったとしても)
ああ 恋しいよ たとえそれが夢 幻 だったとしても
(いまさらあきらめきれないがらくたのらくえん)
今更 諦めきれない ガラクタの楽園
(ああむきりょくなおとなたちとわたしはちがう)
ああ 無気力なオトナたちと ワタシは違う
(こんどこそはみんながしあわせになれるせかいをつくるんだ)
今度こそは みんなが幸せになれる 世界を創るんだ
(「うつろなこえぽつりつぶやいたかのじょは)
ρ&λ「虚ろな声ポツリ つぶやいた彼女は
(らくえんとしをめざしてふかいぶかい)
楽園都市を目指して 深い深い 穴に
(あなにとびこみましたmanhole」)
飛びこみました<<↓Manhole↓>>」