六等星の夜

(きずついたときはそっとつつみこんでくれたらうれしい)

傷ついたときはそっと包みこんでくれたらうれしい

(ころんでたてないときはすこしのゆうきをください)

転んで立てないときは少しの勇気をください

(おもいはずっととどかないままきょうもつめたいまちでひとり)

想いはずっと届かないまま今日も冷たい街でひとり

(ここがどこかもおもいだせない)

ココが何処かも思い出せない

(おわらないよるにねがいはひとつほしのないそらにかがやくひかりを)

終わらない夜に願いはひとつ星のない空に輝く光を

(もどれないばしょにすてたものでさえ)

戻れない場所に捨てたものでさえ

(うまれかわってあしたをきっとてらしてくれる)

生まれ変わって明日をきっと照らしてくれる

(ねむれないときはそっとてをつないでくれたらうれしい)

眠れないときはそっと手をつないでくれたらうれしい

(よあけはくるよとささやいていてうそでもいいから)

夜明けは来るよと囁いていて噓でもいいから

(ねがいはずっとかなわないまま)

願いはずっと叶わないまま

(こんやせいざをつれさって)

今夜星座を連れ去って

(きえてしまったもう、もどれない)

消えてしまったもう、戻れない

(おわらないよるにねがいはひとつ)

終わらない夜に願いはひとつ

(ほしのないそらにかがやくひかりを)

星のない空に輝く光を

(いまはとおすぎてはかないほしでも)

今は遠すぎて儚い星でも

(うまれかわってよぞらをきっとてらす)

生まれ変わって夜空をきっと照らす

(ほしくずのなかでであえたきせきが)

星屑のなかで出会えた奇跡が

(ひとごみのなかにまたみえなくなる)

人ゴミのなかにまた見えなくなる

(もどらないかこにないたよるたちに)

戻らない過去に泣いた夜たちに

(つげるさよならあしたはきっとかがやけるように)

告げるサヨナラ明日はきっと輝けるように

(こんなちいさなせいざなのに)

こんなちいさな星座なのに

(ここにいたこときづいてくれてありがとう)

ココにいたこと気付いてくれてありがとう

(おわらないよるにねがいはひとつほしのないそらにかがやくひかりを)

終わらない夜に願いはひとつ星のない空に輝く光を

(もどれないばしょにすてたものでさえ)

戻れない場所に捨てたものでさえ

(うまれかわってあしたをきっとてらす)

生まれ変わって明日をきっと照らす

(ほしくずのなかであなたにであえた)

星屑の中であなたに出会えた

(いつかのきもちのままあえたらよかった)

いつかの気持ちのまま会えたらよかった

(もどらないかこにないたことでさえ)

戻らない過去に泣いたことでさえ

(うまれかわってあしたをきっとてらしてくれる)

生まれ変わって明日をきっと照らしてくれる