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(さっきまできこえていた)

さっきまで聞こえていた

(きみのこえがもうききたくてさ)

君の声がもう聴きたくてさ

(しゅうでんのかいさつぜん)

終電の改札前

(きっと)

きっと

(きっと)

きっと

(まだ)

まだ

(それでもいいんだって)

それでもいいんだって

(おもってたんだけど)

思ってたんだけど

(こえをきくたび)

声を聞くたび

(くるしくてさ)

苦しくてさ

(それでもいいよって)

それでもいいよって

(おもいたくなかった)

思いたくなかった

(ゆうじゅうふだんでいた)

優柔不断でいた

(さっきまできこえていた)

さっきまで聞こえていた

(きみのこえはもうきこえなくて)

君の声はもう聞こえなくて

(おとしたがめんを)

落とした画面を

(もうみないように)

もう見ないように

(よるをなぞるだけ)

夜をなぞるだけ

(きみのそんなやさしいとこが)

君のそんな優しいとこが

(きみのそんないとしいゆびが)

君のそんな愛しい指が

(はなさない)

はなさない

(はなさないでいたいよ)

離さないでいたいよ

(ぼくのそんなよわいとこが)

僕のそんな弱いとこが

(ぼくのこんなみにくいとこが)

僕のこんな醜いとこが

(とけてく)

溶けてく

(きみのおいていったぬけたさいだーに)

君の置いていった抜けたサイダーに

(ぼくがいつかてばなすとき)

僕がいつか手放すとき

(これでいいのかっておもうよ)

これでいいのかって思うよ

(きみはおぼえてないだろう)

君は覚えてないだろう

(そんなことだけでもう)

そんなことだけでもう

(きみのそんなやさしいとこが)

君のそんな優しいとこが

(きみのそんないとしいゆびがふれてる)

君のそんな愛しい指が触れてる

(はなさないでいたいよ)

はなさないでいたいよ

(ぼくのそんなよわいとこは)

僕のそんな弱いとこは

(ぼくのこんなみにくいこえに)

僕のこんな醜い声に

(きづかない)

気づかない

(きみのそんなやさしいとこが)

君のそんな優しいとこが

(きみのそんないとしいゆびが)

君のそんな愛しい指が

(はなさない)

はなさない

(はなさないでいたいよ)

離さないでいたいよ

(ぼくのそんなよわいとこが)

僕のそんな弱いとこが

(ぼくのこんなみにくいとこがとけてく)

僕のこんな醜いとこが溶けてく

(きみのおいていったぬけたさいだーに)

君の置いていった抜けたサイダーに

(さっきまできこえていた)

さっきまで聞こえていた

(きみのこえがもうききたくてさ)

君の声がもう聴きたくてさ

(しゅうでんのかいさつぜん)

終電の改札前

(きっと)

きっと

(きっと)

きっと

(まだ)

まだ