運命の檻

(ひかりさすみらいしんじてほしい)

光射す未来 信じてほしい

(とつぜんにまわりだしたかなしきさだめ)

突然に回り出した 悲しき運命(さだめ)

(しょうじょはみうごきさえできず)

少女は身動きさえできず

(たえきれずきしむこころ)

耐え切れず軋(きし)む心

(なすすべもなくこわれていくおとがひびいた)

成す術もなく壊れていく音が響いた

(なにももたないこのぼくがいま)

何も持たない この僕が今、

(きみのことすくえるとしたならば)

君のこと救えるとしたならば

(わがみをとしてかみさまにさえ)

我が身を賭して 神様にさえ

(やいばをむけてもこうかいなどしない)

刃(やいば)を向けても後悔などしない

(ざんこくなぶたいのまくがあがる)

残酷な舞台の幕が上がる

(きみがぼくにのぞむのならちかうよ)

君が僕に望むのなら 誓うよ

(ひかりさすみらいしんじてほしい)

光射す未来 信じてほしい

(うんめいというおりはぼくがこわすから)

運命という檻(おり)は 僕が壊すから

(ぜつぼうをそのちいさなむねにかかえて)

絶望をその小さな胸に抱えて

(いまがしあわせならいいと)

今が幸せならいい。と

(そのせつなきみがみせたはかないえがお)

その刹那　君が見せた儚い笑顔

(もういちどみたいとおもった)

もう一度見たいと思った

(ぼくらがあけるとびらのさきは)

僕らが開ける扉の先は

(やさしさにあふれているからきっと)

優しさに溢れているから　きっと

(どんなにつらいいばらのみちもすすんでいけるとおもうよ)

どんなにつらい荊の道も進んでいけると思うよ

(きみとなら)

君となら

(ふたりがかわしたちぎりだけは)

二人が交わした契りだけは

(ずっとずっとわすれないでいるから)

ずっと　ずっと　忘れないでいるから

(きぼうさえこおるさむいよるも)

希望さえ凍る寒い夜も

(ぼくがそばにいるよときみにつたえたい)

僕がそばにいるよと　君に伝えたい

(だれかがいったひとがみるゆめははかないものだと)

誰かが言った　人が見る夢は儚いものだと

(そうだとしてもまよわない)

そうだとしても迷わない

(あらがいつづけるいのちつきぬかぎりは)

抗い続ける　命尽きぬ限りは

(ざんこくなぶたいのまくがあがる)

残酷な舞台の幕が上がる

(きみがぼくにのぞむのならちかうよ)

君が僕に望むのなら　誓うよ

(ひかりさすみらいしんじてほしい)

光射す未来　信じてほしい

(うんめいというおりはぼくがこわすから)

運命という檻は　僕が壊すから

(こわすから)

壊すから